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平成21年第10回定例会(第5日12月11日)

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  1. 伊賀市議会 2009-12-11
    平成21年第10回定例会(第5日12月11日)


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    平成21年第10回定例会(第5日12月11日)         平成21年第10回伊賀市議会(定例会)会議録          平成21年12月11日(金曜日)(第5日)          ─────────────────────    平成21年12月11日(金)午前10時開議  日程第 1 市政に対する一般質問について(続行)          ───────────────────── 〇会議に付した事件  議事日程のとおり          ───────────────────── 〇出席議員(28名)  議席番号    氏   名    議席番号    氏   名    1番  生 中 正 嗣 君   15番  渡久山 カナエ 君    2番  稲 森 稔 尚 君   16番  前 田 孝 也 君    3番  上 田 宗 久 君   17番  松 村 頼 清 君    4番  近 森 正 利 君   18番  今 井 由 輝 君    5番  中 井 洸 一 君   19番  奥   邦 雄 君    6番  中 谷 一 彦 君   20番  中 本 徳 子 君    7番  中 盛   汀 君   21番  岩 田 佐 俊 君    8番  西 澤 民 郎 君   22番  坂 井   悟 君
       9番  百 上 真 奈 君   23番  桃 井 隆 子 君   10番  田 山 宏 弥 君   24番  安 本 美栄子 君   11番  本 城 善 昭 君   25番  中 岡 久 徳 君   12番  森   正 敏 君   26番  馬 場 登代光 君   13番  北 出 忠 良 君   27番  森 岡 昭 二 君   14番  空 森 栄 幸 君   28番  森 永 勝 二 君          ───────────────────── 〇欠席議員(なし)          ───────────────────── 〇欠  員(なし)          ───────────────────── 〇説明のため出席した者  職   名            氏     名   市長             内 保 博 仁 君   副市長            角 田 康 一 君   契約監理室検査技術監     島 川 和 也 君   総合危機管理室危機管理監   松 山 宗 達 君   総務部長           赤 澤 行 宏 君   企画振興部長         堂 山 敏 夫 君   人権政策部長         堀     忍 君   生活環境部長         山 崎 猛 夫 君   産業振興部長         半 田 泰 士 君   建設部長           中 森   寛 君   水道事業管理者        淺 井 広 太 君   教育委員長          勝 本 順 子 君   教育長            味 岡 一 典 君   教育部長           松 永 彰 生 君   消防長            東   庸 介 君   監査委員           塚 脇 直 樹 君   監査委員事務局長       大 谷 泰 紀 君   伊賀支所長          森 下 泰 成 君   島ヶ原支所長         西 岡 幸 彦 君   阿山支所長          澤 井   修 君   大山田支所長         福 永   保 君   青山支所長          奥 田 充 法 君   会計管理者          奥 井 平 和 君   総務課長           藤 岡 淳 次 君   財政課長           西 堀   薫 君   清掃事業課長         馬 場 幸 雄 君   農村整備課長         北 山 太加視 君          ───────────────────── 〇出席事務局職員  職   名            氏     名   局長             森 岡 良 夫 君   課長             森 田 克 義 君   議事調査係長         福 岡 秀 明 君          ─────────────────────             (午前10時00分 開議) ○議長(坂井 悟君)  おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日、ただいままでの出席議員数は28名、会議は成立しました。  お諮りいたします。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおり、そのように取り扱うことにご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(坂井 悟君)  異議なしと認めます。よって、本日の議事日程は、お手元に配付のとおり決しました。  これより議事に入ります。  日程第1 市政に対する一般質問についてを議題といたします。  昨日に引き続き、市政一般質問を続行します。  質問順位第14番 森正敏君の質問を許可します。  森正敏君。             (12番 森 正敏君登壇) ○12番(森 正敏君)  おはようございます。14番の爽風クラブの森正敏でございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従って一般質問をさせていただきたいと思います。  お二人の手話通訳の方が見えております。ご苦労さまでございます。  きょうは、伊賀市議会初手話通訳を導入するということで、質問も私はなるべく簡潔にしたいと思いますので、答弁される皆さんも簡潔にわかりやすく、しかも内容のある答弁をお願いしたい、このようにお願いをしておきたいと思います。  きょうの私の質問は、1つは、この間の18号台風でございます。被害とか今後の対策とかをお尋ねをしたいと思いますし、それから2番目は、合併して5年になりますけども、まだ格差が残っています。それをどうするのかということをお尋ねしたいと思いますし、3番目には定額給付金の事業についての確認をさせていただきたいと思います。最後に、道路行政について質問をさせていただきます。  それでは、大きな項目の1つの台風18号について質問をさせていただきます。  10月7日の深夜から8日の早朝にかけて台風18号が伊賀地方を襲いました。非常に強烈な台風でございまして、伊賀市や名張市に多大な損害を与えました。伊賀市の高尾の観測によりますと、2時から3時までの間の降雨量が81ミリで、総雨量が343ミリということで、今まで私どもがかつて経験のしたことのないような大雨が降り続きました。そして霧生のワギ川、それに川上ダムの建設予定地であります前深瀬川、それから青山高原から流れ出てまいります木津川などが増水してはんらんをいたし、霧生と高尾で8戸の家が床上・床下浸水になっております。また、比土の市場という地区では、避難指示が出されました。これは勧告より強い避難指示でございまして、近くの朝日ケ丘の集会所に避難し、不安なひとときを過ごしたと聞かせていただいております。また、高尾や南部地域におきましては、土砂が田畑に流入をしたり農道や農業施設にかつて経験のないような大きな被害を受けたところでございます。  この台風で被害を受けられた皆さん方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。  また、徹夜で警戒に当たっていただいた市の職員の皆さんや消防署の皆さん、それから小・中学校、保育所の皆さん方並びに地域の区長さん方や地区防の皆さん方に本当にご苦労さんと感謝の言葉を言わせていただきたいと思います。  私は、夜明けとともに支所に行きまして被害状況を聞いた後、各地を回らせていただきました。高尾へ行きたかったんですが、残念ながら倒木で行けないということで、霧生から高尾へ抜けようと思ったんですが、霧生へ行きましたら3軒の家が床上浸水をしておりまして、ちょうど作業の後片づけの最中でございました。お見舞いの言葉をかけさせていただいたら、そこの主婦の方がこう言いました。森さん、これで私が嫁に来てから3回目ですよと、浸水したのが。そしたら主人が、いや、おれは4回経験あるんだと。結婚前に1回あったんでしょうね。こういう形で何回も何回も浸水をしているのに、そのまま放置していくというのは、これはもう人災にほかならないと私はもう考えております。市長さんも現場を見ていただきましたし、その市長の所見をまずお聞きをしまして、登壇しての私の質問はこれで終わらせていただいて、あとは自席からさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  皆さん、おはようございます。  きょうは、一般質問4日目ということでございまして、ただいま森議員の方からご質問をいただきまして、まずは10月の7日から8日にかけまして発生をいたしました台風18号の被害について、特に青山地域の状況を市長が現地を踏査した中でどのような所感を持っておるかということについてのご質問でございました。  先ほどから議員の方から被害の当日の、あるいは翌日の状況についてお話をいただきました。市の方におきましては、そうした状況を現地見やせていただいた後、それぞれの担当が被害状況の調査をいたしまして、その結果、市が所管いたします道路、河川、農業用施設等こうした公共施設関係合わせましておよそ8億5,000万円という被害が発生をいたしたところでございます。この被害につきましては、特に青山地域につきましては激甚災の指定も受けておりますので、これの災害の復旧に向かって査定を受けるべく今職員総動員で頑張って事務処理をいたしておるところでございます。  お話のございました人家の床下あるいは床上浸水につきましては、特に大きな被害を受けられた現地も見せていただいたところでございまして、先ほど議員の方から過去何回かにわたって被害を受けられておるというご指摘もございまして、一部お話を聞かせていただきますと伊勢湾台風当時に少し規模の小さな河川整備等が行われたということも聞かせていただいておりますが、あの現状を見せていただくとやはり治山事業と、それから河川の抜本的な改修をしない限りまた次の災害が発生するというふうな危険性を現地で痛感をさせていただいたところでございますが、県の方のこの災害に対する査定では一定の施工された施設が壊されたときには災害に該当するが、今回のこの件については公共施設災害復旧ということには該当しないということの県の方の見解でございますので、じゃあ施設ということでの抜本的な整備をしてほしいということで強く県の方に申し上げていきたい。いずれも県の施設でございますので、強く申し上げていきたいと、こんなふうに思っております。地元の方からも区長さんを代表して市長並びに三重県知事の方に要望書もいただいておりますので、市長といたしましてはこの要望書に基づいて県の方に強く申し入れをいたしていきたい。そして早期に抜本的な対策を講じていただくよう市として取り組んでいきたいと思っておりますので、ひとつご理解をいただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  ありがとうございました。いい所見をお聞かせいただいたと思っております。  先ほど市長の話もありましたように、霧生の区長からも市長を通じて三重県の方への要望出ておりますので、抜本的な改修ができるように強くひとつお願いをしてほしいと、このように思わせてもらっているところでございます。  今回台風で受けた被害につきましては伊賀市全体でどんだけなるかということですが、もう市長がお答えいただいて、8億5,000万と、非常に大きな額の被害額を示していただきました。  次に、被害を受けた道路や河川、田畑の土砂の取り除きなどのこの復旧の見込みについてでございますが、市長は所信表明の中で来春の営農活動に支障がないようにしたいと述べておられますので、ぜひお願いしたいと思うところでございますが、その見通し等について、本当にできるのかどうかということについてお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。             (産業振興部長 半田泰士君登壇) ○産業振興部長半田泰士君)  おはようございます。ただいまご質問いただきました件につきまして、最前線で対応しております農村整備課長がただいま参っております。細部の数字など交えましてご答弁申し上げたいと思いますので、課長の方からお答え申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  農村整備課長。             (農村整備課長 北山太加視君登壇) ○農村整備課長北山太加視君)  失礼します。農村整備課でございます。現在被災を受けました農地あるいは農業施設につきまして災害復旧申請を行っておりまして、その災害復旧申請の審査という形で災害復旧の査定というものを受検をしております。11月24日の火曜日から始まりまして、現在その受検中でございますが、災害査定の終了は12月25日の金曜日まで期間を要する見込みでございます。このため本年の対応としましては、その国の検査までの部分で終わりますので、明年になりませんと災害復旧工事の設計書の作成や工事発注の手続ができない状況にあります。  市長の方針にもありましたように、これからの災害復旧につきましては営農活動に支障のならないようにということで考えておりますが、とりわけ頭首工等水源となります重要な施設から逐次復旧にかからせていただくように優先度をつけまして対応をさせていただきたいと考えております。一般論といたしまして、頭首工、次に農業用水路や農道、そして農地の畦畔の復旧、そういう考え方になろうかと思っております。
     極力復旧のための予算の確保に努めまして、県の方にも要望させていただきまして、順調に進みますように手配をさせていただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。             (建設部長 中森 寛君登壇) ○建設部長(中森 寛君)  公共施設災害につきましてご報告を申し上げたいと思います。  公共土木施設災害でございますが、災害復旧国庫負担申請の件数でございまして、これにつきましては河川施設で33カ所、それから道路施設で35カ所、合わせまして68カ所でございます。特に青山支所管内は甚大な被害となりまして、このうち49カ所となってございます。  今後の復旧の見通しでございますが、今担当課長、整備課長が申し上げましたんですが、工事着手までは国の災害査定の受検とか、あるいは実施設計の作成、また県の実施承認を受けて、その後に工事を発注する点となります。災害の査定でございますが、公共土木災害につきましては来週月曜日の12月14日から25日にかけて行うことになりまして、これで被災延長、また復旧工法が決定されるところでございます。  できる限り早期に工事を発注するためには各工事の実施設計書をいかに早く策定するかがポイントになっておりますので、本庁、それから支所のおのおのの業務にとらわれず道路、河川の担当職員が一丸となりまして取り組むことといたしてございます。  工事に着手しますと関係する地域の方々には通行どめ等で大変ご迷惑をおかけしますけども、ご協力を賜りながら一日でも早く復旧できるように努めてまいりますので、ご理解賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  ありがとうございました。  職員全員動員をして復旧に当たってると。かなり難しい手続もあるようでございますが、ぜひ来春の営農活動に支障がないようにお願いをしたいと、このように思わせてもらうとこでございます。  復旧事業費につきましては、政令で激甚災害というのを受けましたので、国庫補助が1割程度増額されると聞かせていただいておるとこでございますが、個人の負担割合というのは、これどうなるんでしょうか。金額じゃなくって、割合で結構でございますけども。 ○議長(坂井 悟君)  農村整備課長。 ○農村整備課長北山太加視君)  災害復旧の負担金についてなんですが、伊賀市農林関係土木事業分担金徴収条例を設けておりまして、一般的に農地災害につきましては25パーセント、農業用施設災害につきましては10パーセントと定めております。  これに加えまして激甚の指定をいただいている部分もありますが、災害復旧事業に係る補助率増嵩申請という手続がございまして、1人当たりの災害復旧の負担金が高額となった場合に国の補助の率を上げていただける制度がございます。今そのための公図とかいろいろ受益者の調査をしておりまして、若干の数パーセント程度の負担率の軽減も予定をさせていただいておりますが、ただその計算が確定いたしますのは2月ぐらいになろうかと思っております。災害の採択に当たりましては、一たん個人さんに負担の一定の額の説明もさせていただいておりますが、確定をいたしました時点で改めて費用負担についての説明をさせていただきたいと、こういうふうに考えております。  さらに農地の災害の場合は、国の補助を受ける限度額というのは、工事の限度額が決まっておりまして、農地の面積に加えましてさらに土手とかから発生いたします確度が重要になってくる部分もございまして、いろいろ個々の関係者で差が出てまいりますので、十分説明責任を果たさせていただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  25パーセントか10パーセント、さらには数パーセント少なくなると、そういうようなお話でございましたんで、ひとつまたよろしくお願いをしたいと思います。  ここで問題になるのは、40万円以下の査定を受けたときに、それはどうするかということが問題になるんですけども、小規模工事費支給要綱というのがございまして、これに基づいて支給すると、そういうような話を聞いておりますが、査定段階で既に個人でもう土砂をのけてしまったとか、あるいは業者に頼んでもうのけてしまったというようなことがあると思うんですが、その辺についてはどのような形で査定をしていくのか、お聞かせをいただきたいと思います。というのは当初は40万円以下については補助が出ないという話をずっと地元の皆さんにしてきてくれたと思うので、だからもう自分自身で土砂をのけたり、自分で何回も何回もでのけた方もいらっしゃるし、業者に頼んだ人もいらっしゃると。そのような場合にどういうような査定の仕方をするのか、ちょっと教えてください。簡単で結構でございますから。 ○議長(坂井 悟君)  農村整備課長。 ○農村整備課長北山太加視君)  失礼いたします。農業関係の施設、農地含めまして私どもの方に一たん176カ所の被害報告が寄せられました。ほとんどにつきましては職員が支所の関係者とともに確認を行っておりまして、写真撮影とかをさせていただいております。まず現地がある程度掌握できているということをご報告させていただきたいと思います。  それから小規模工事によります補助のことでございますが、今ご発言いただきましたように40万円以下につきましては災害復旧の申請ができない、採択をしていただけないという形になっておりまして、そのことにつきまして未満の工事については小規模工事の補助で工事額の半分、50パーセント、それから材料支給になります場合は上限が30万円。ただ、工事の場合は10万円以上ということになりますので、補助をさせていただけないケースが出てまいりますが、複数の工事箇所をかみ合わせることで10万円の最低の額をクリアすることも可能になりますので、極力皆様のご負担の発生のないように取り扱いをさせていただきたい。  また、このことにつきまして予算が若干不足をしておりますので、この12月議会におきまして補正要求をさせていただいておりまして、極力迷惑のかからないように、復旧が迅速に進むように取り扱いをさせていただこうと考えております。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  ありがとうございました。  災害を受けた人に税金の免除が、減免ができるかどうかということについてまずお聞かせを願いたいと思いますが、伊賀地域防災計画の中でもそのような形が載っておりますし、地方税法の中にもそういう項目があります。私これずっと読んでたんですが、なかなか私の頭では理解しづらい点がございますので、その点について簡単にちょっと減免ができるのかどうかと、お願いしたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  総務部長。             (総務部長 赤澤行宏君登壇) ○総務部長赤澤行宏君)  災害に遭われた方の宅地、それから建物、それから農地につきまして、おっしゃるように減免の規定がございます。4ランクそれぞれございますので、どれに該当するかは既に調査等させていただいてあり、罹災証明を発行させていただいてる方については問題ございませんが、まだの方については先ほど農地については一部写真も撮ってあるということございますので、早速に手続をお願いしたいと思います。特に今月、固定資産税の場合、3期目の納期が到来しますので、あと1週間しか手続の期間がないと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  納期が迫っているということですので、できる限りひとつ説明をしていただいて、そういう形が適用されるようにお計らいをいただきたいと、このように思っているところでございます。  次に、18号のこの教訓から防災無線の活用ということに入っていきたいと思いますが、今回の台風で防災無線を使ったのは島ヶ原支所だけでございました。防災無線というのは災害等緊急時における迅速かつ適切な情報を伝える有効な手段でございますから、どんどん使っていってほしいと思います。上野地区の皆さんは残念ながらトランペットスピーカーしかございませんけども、ほかの地域は戸別の受信機を備えておりますし、各地域、各区でそこからでも放送ができる、これ島ヶ原別なんですけども、そういうような装置になっておりますから、それぞれ区長さん方でもきちっと放送ができる。例えば現在災害これぐらいで、もう雨も去りましたよというような安心するような放送だけでも結構ですから、していただければありがたいなと思いますので、きちっとした指導をしていってほしいと、このように思わせてもらっているところでございます。  ところが戸別受信機というのが非常に故障が多くって、なかなか聞きづらい場合もありますし、それに対する補充というのも1基5万円もいたしますので、難しい面もございますが、現在予備がどれぐらいあるのか、それから転出された方を確実に返していただいてるのか、その辺について担当者からお願いしたいと思います。簡単で結構です。 ○議長(坂井 悟君)  総合危機管理監。             (総合危機管理室危機管理監 松山宗達君登壇) ○総合危機管理室危機管理監松山宗達君)  ただいま戸別受信機の予備についてお尋ねということございまして、この受信機につきましては上野管内にはございませんので、各支所で、管内5支所でそれぞれ設置、予備をあります。ちょっと今詳しい数字でございますが、伊賀支所管内で予備は50台あります。それから島ヶ原支所では13台、それから阿山では101台、それから青山では130台現在配備をしてございます。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  ちょっと抜けたと思いますが、回収というのはきちっとされてますかという。どうですか。 ○議長(坂井 悟君)  危機管理監。 ○総合危機管理室危機管理監松山宗達君)  済みません。答弁ちょっと忘れまして、各支所ごとでそれぞれ条例、規則、規定に基づきましてきちっと回収もお願いして対応していただいております。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  せっかくの装置でございますから、いざというとき使えないということないようにしっかりとメンテナンスもやっていただきたい、このようにお願いをしておきたいと思います。  次に、川上ダムについてお尋ねをしたいと思います。治水の面からひとつお尋ねしたいと思います。  初日の一般質問で同僚議員からダムは不要、新政権のダムの見直し・凍結を歓迎すると、そういうような質問がございまして、市長の所見を尋ねられたんですけども、市長は今までどおりダム建設を進めていくと、方針は変わりないと、このように答弁されたので安心をしているとこでございますが、新政権でダム事業が凍結ということでございますので、将来どうなるかは不安でございます。  この18号台風で青山の羽根地区、ご存じだと思うんですが、青山羽根、今これから羽根という形で話をさせていただきますが、ダム建設の予定の前深瀬川が増水をいたしまして、左岸側が水があふれて道路冠水したと。また、右岸側には住宅がいっぱい密集してるんですけども、その改修した堤防の上まで水が来てるわけですね。もう少し長く雨が降っておれば羽根の部落というのはもう水浸しになって浮いてしまうと。  羽根の反対側、前深瀬の反対側に青山から流れてくる木津川がございまして、ちょうどその三角点に羽根があるわけでございまして、その木津川から流れてくる雨量が、時間雨量は41ミリと、それから総雨量が171ミリ、これは上津の勝地での計測でございますけども、少なかったもんですから前深瀬川の水がスムーズに木津川に流れていったと、こういうことでございます。その下流の高瀬地区におきましてはシツミ橋が材木で詰まって冠水をしたと。それからさらにその下流の地域においては、比土の市場ですか、堤防から水があふれ出して、先ほど申し上げましたように避難指示が出たところでありますが、60世帯に避難指示が出たんですけども、その避難場所は神戸小学校なんです。その神戸小学校行く道が木津川があふれてもう行けないということで朝日ケ丘の方の集会所の方に避難をしたと、こういうことでございます。  100年に一度の洪水のためダムをつくるのはむだだという主張する人がおります。  しかし、昭和28年、二八台風というんですか、地元の人はそんなこと言ってるんですけども、このときと34年、36年、この3回に分けて小田、長田、府中地区が水についたんですね。それで28年のときは2メートル52、それから34年は2メートル29、36年は2メートル14と、立て続けに洪水に遭ってます。最近の気象異常ということでゲリラ的な豪雨が各地で降っております。例えば去年の岡崎の例を見ますと、岡崎は時間雨量が148ミリでした。伊賀川がはんらんをいたしまして、多くの生命が奪われました。高尾の今回の148ミリの倍あったわけですね。もし高尾地区や、それから青山も含めて100ミリ以上の雨が降ってれば恐らく羽根を含めて木津川の下流は大きな被害に見舞われるんじゃないかと、このような心配をしているとこでございます。上野地区につきましても遊水地ができたから大丈夫と言われる人もおりますけども、遊水地にたまる水は900万平方メートル、予定しております川上ダムにたまる水は3,100立方メートル、3倍でございますから、ダムができればかなり安心をできるんじゃないかと、このように思わせてもらっているところでございます。  この間の台風で名張の市長は、河川の管理者を呼びまして表彰をした。どういう表彰かといったら、名張の上流にある3つのダム、比奈知、青蓮寺、室生ダムですね、そこの洪水がうまくいったので、幸いにも名張市は34年のような台風の被害を受けなかったと、ありがとうございましたということで感謝状贈ってるんですよね。ダムの効果というのは、そういうとこに出てまいると思います。  ダムができればオオサンショウウオは危ないと、こんな話をされる人もいらっしゃいます。私は、自然も大事だと思います。オオサンショウウオも大事だと思います。  それ以上にやっぱり人間の命が大事じゃないかと、このように強く思っておりますので、早くダムができてほしい、つくってほしい、強く希望をしていただいてるとこでございます。川上ダムは、大阪、京都、滋賀の知事も建設を支持していますし、三重県知事も今までどおりやっていくと、このように言ってみえます。  そこで市長が今後どのようなご努力をいただくのか、市長の所見をお願いしたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  森議員の方から川上ダムの建設に係る所見をということでございます。お話しいただいておりますが、さきのご質問にもお答えをさせていただいております、世界的にCO2の削減ということで、日本も新しい政権は本当に実現できるのかなというほどの目標数値を掲げております。地球温暖化の中で世界全体が大きくさま変わりする中で、先ほどからのお話のように予想もしない雨量が局地的に世界各地で起こっておる状況もございます。  そんな中で川上ダムの計画については、見直し作業も行われる中で上野の遊水地と川上ダムの治水によってこの伊賀市の全体の地域を安全な治水効果を発揮しようという中で計画を立てていただいとる事業でございまして、今の上野の遊水地計画が完全にでき上がっても川上ダムがなければ目的は達成されないということでございます。  そんな中で国が全体的な計画をした事業でございますので、当然のことながらそれに協力した地元の期待にこたえるということは、これは国の責務でございます。そんな中で伊賀市といたしましては、しっかりと国にそのことを申し上げながら国の計画が一刻も早く実行いただいて地域の安全・安心を確保していただくということが伊賀市としての責務であると、国に申し上げることが伊賀市としての責務であると、このように受けとめさせていただいておりますので、今後も引き続いて早期実現に向かって取り組んでまいりたいと、このように思っております。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  ありがとうございました。  これで1の質問終わらせていただきまして、次に、格差ということについて考えてみたいと思います。  合併して5年がたちました。しかし、いまだに合併前の各市町村の制度がそのまま残って、同じ市民にありながら格差に不公平感が一体化の妨げになっているんではないかと、このように思わせてもらっているとこでございます。  特に目立つのは各種の料金で、その代表的なものが水道料金でございますけども、どうやら来春には水道料金が統一されそうだということになってまいりました。ありがたい話、三重県で2番目の高い水道料金になるんですけれども、みんなが公平になるということでありがたいかなと思わせてもらっているところでございます。  合併前から名張市と連携してきた青山地区というのは、そのときの料金がそのまま残っているんですよね。市民からはいつになったら伊賀市民にしてくれんのやと、そんな声が聞こえてまいりますし、私ども議会の報告会に行ってもそんな話が出たりするところでございます。  特に伊賀南部環境衛生組合に入っている青山地区の粗大ごみは、私ども1個につき200円払ってるんですね。青山地区以外の伊賀市、この青山地区以外の伊賀市という言い方そのもの私はちょっと気に食わんのですけども、ちょっと区別する意味で言わせていただいておるんですけども、無料でとりに来ると。青山地区は1個200円、今までは5個以内合わせて500円だったんですが、それが1個200円になった。  すなわち5個したら1,000円になるということ、倍の値上げになっております。私どもがごみ袋が有料になったときに青山地区は10円でずっと来ました。議会の一般質問なんかで不公平やないかという話が出てきましたし、市民からもそういう不公平の、青山だけ何や、10円で、おれは20円どというような話が出てまいっておりました。議会でも一般質問で出ておりますが、この粗大ごみの1個200円ということについてはだれも何も言ってまいりません。というのは恐らく知らないんじゃないかと思っております。  また、合併浄化槽の汚泥の引き抜きですね、私の家は10人槽でございますので、年1回汚泥を引き抜きますから6万5,000円かかるんです。青山除く伊賀市の場合は、恐らく4万円台だろうと思います。これは間違ってるといけませんので、生活環境部長、間違ってるかどうかちょっと答弁をいただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  生活環境部長。             (生活環境部長 山崎猛夫君登壇) ○生活環境部長(山崎猛夫君)  ただいまご質問いただきました合併処理浄化槽の汚泥の引き抜きの件にお答え申し上げたいと思います。  現在合併処理浄化槽の汚泥の引き抜き業務は、これは市の許可業者によりまして実施をいただいておりまして、作業手数料につきましては許可業者みずからが設定を決定をいただいているところでございまして、現状は私ども把握をいたしておりません。
     と申しますのは独占禁止法上の関係上この作業手数料につきましては市町村で処理していない一般廃棄物の処理手数料を条例では定めることができないこと。あわせまして手数料について行政指導ができないという旨の国の指導がございまして、現在こういう状況でございますので、ご理解のほどいただきたいと存じます。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  手数料についてはわからない、調べようがないという話ですが、それでよろしいんですか、料金について。私ども、私の家の家庭でもはっきり6万5,000円というの、これわかっております。上野地区はわからないんですか。汚泥の引き抜き、10人槽で何ぼになるってわからないですか。調べといてください。後で結構でございます。  確認をいたしましたらそういうことでございますので、組合が違うから仕方がないという声がございますけども、ごみ袋10円のときには随分私どもも言われましたし、20円になってからその声が出なくなったいうことも変な話でございますけども、ひとつそういうことをきちっと確かめていただいて、是正できる点はひとつ是正できる努力をお願いしたいと、このように思わせてもらってるとこでございます。  次に、ケーブルテレビについてですけども、市の広報のあり方といいますか、市が催し物等々であるときは市の広報を通じるし、またケーブルテレビでやってるという話をしてます。ところが市の行政放送を見るだけでも青山地区は3,150円かかるんですね。ところが上野地区の皆さん、ご存じのように500円で済むんですわ。したがって、お年寄りとかそういう人がもう行政放送見たいたんやと言うても3,150円出さんと見られない。しかもデジタルになったらこちらの500円は変わらない。こちらはアドバンスコープは3,990円に値上がりをいたします。この辺の格差は、それは会社が違うから、民間だからったらもうそれで終わりなんですけども、そんなことでいいものかどうか。市の大切な広報するわけでございますから、その辺を聞きたいと思います。ケーブルは比土までも来てるんですから、さっと延ばしたらいいんですけども、やっぱりアドバンスコープさんとここの伊賀のケーブルテレビさんとのあれがあります、エリアがございますから、非常に難しい問題だと思いますが、市民としては納得のできない料金格差、このように思っております。この辺についてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  企画振興部長。             (企画振興部長 堂山敏夫君登壇) ○企画振興部長(堂山敏夫君)  議員ご指摘のとおり、行政情報チャンネルを見るということの市民の方のサービスの内容につきましては、伊賀上野ケーブルテレビの場合は500円、それからアドバンスコープの場合はそういうふうな行政チャンネル加入の設定がされていない、これは事実でございます。ご指摘のように、市民の皆様に負担に大きな違いがあるということは事実でございます。そういったことで私どもお住まいの地域に関係なく同じ環境でケーブルテレビを視聴していただけますように事業者に対しましては要望等も行っておりますが、それは現在のところよい回答得られていないというのが実情でございまして、今後も事業者に対しまして要望活動を継続して負担の軽減に努めてまいりたい、このように考えております。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  この500円というのは、視聴料じゃないんですね。維持管理費として500円払ってると、こういうことなんですよ。いや、私どもの、もう僕はいろいろお年寄りのとこ行きますけども、ぜひ行政放送見たいという方もいらっしゃるんですけども、お金が続かないからということでとれないという話になってます。ぜひご努力をいただきたいなと、このように思わせてもらっているとこでございます。しかもデジタルになりますとアドバンスコープの方は関西放送が見られないと。伊賀のケーブルテレビさんの方は鋭意交渉していただいて関西地方のテレビも見られるという話になっておりますけども、そういうこともございまして、入ってくる電波によって私どものこの情報というのがまた格差が出てくるんじゃないかと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  時間が迫ってまいりましたので、次に移らせていただきたいと思います。次は、定額給付金の事業についてでございます。  10月で定額給付金事業が終了いたしました。定額給付金の決定通知書を発送したのはどれだけかとか、あるいは受けたのはどれだけの世帯があるかということをまず尋ねたいと思ったんですが、それはもう結構でございます。  私が6月議会で質問させていただいた定額給付金にあわせて伊賀市が7,000万円の補助金を出して販売されたプレミアム商品券、しのびの町の輝き券、いい名前がついてますね。忍んだのかどうかわかりませんけども、1人で50セットお買いになった方がいらっしゃる。それが10人を超える数に上がるということで、500人ぐらいの人たちが本当に買いたくても買えなかったということがございます。それは事実だと市の方も認めていらっしゃるようでございますけども、それを買って、例えば車を買ったとか、それから家を修理したとか、そういう話も出ておりますけど、それはそれが使い道がはっきりしてるわけですけども、買ったやつを商行為も行わずに横へ流していくと、こういうことになったら、これは犯罪だと私は思うし、せっかく7,000万の補助を出したのが何だったんだろうかと、このようになるわけでございますので、その結果についてちょっとお尋ねをしたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。 ○産業振興部長半田泰士君)  プレミアム商品券につきましては、おかげさまで全体で6億5,948万5,000円の換金となりまして、換金率99.92パーセント、こういうことでございます。大変地域の経済に貢献させていただいたように考えております。  アンケート調査結果等につきましても事業者サイド、それから消費者サイドにおきましても大変喜んでいただいてるといいますか、効果を認めていただいたように思ってます。  その中で従来うわさとかいろんな部分、物議を醸してきたような案件もございましたけど、今、議員がご指摘いただきました商品などを提供しないで商品券のみを換金するというふうな不正行為があったんかどうかというふうなことでございますが、こういったことにつきまして、これは可能となるのはその取扱店だろうと、こういうように思うわけでございますけども、今まで新聞等でも、新聞発表等もさせていただいたように思うんですけども、結果的にそういった実態が私どもの方では報告されていないというのが現状でございます。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  6月の市長の答弁では、事実であれば不本意だと、不正行為がなかったか調べるように指導したと、こういうあれですけども、販売元の商工会議所あるいは商工会がそんな不正はありませんでしたと。ああ、そうですかと。補助金というのはそんに簡単に認めていっていいものか。販売がこんだけいったから成功したという分じゃなくって、逆に言えば税金を払う市民がどう考えているのかとか、そういう方面も含めてきちっと精査してくださいよ。きのうの同僚議員の補助金のあり方の中で副市長は、補助金について中身を精査して使い道をきちっと調べて確かめると、こういうような答弁をしていらっしゃいます。ですからこれはきちっと精査をしてほしいと思うんですよ。お願いします。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。 ○産業振興部長半田泰士君)  これは最終的に換金を取り扱いました金融機関等からもそういったことでもし疑わしい部分があれば報告をするようにというようなことで、いわゆる幹事もとから再三そういったことについてのお願いもしてまいったわけでございますけども、最終的にそういった実態について立証するようなことができなかったのは事実でございまして、何か議員の方でそういった具体的なところをご存じであればまたおっしゃっていただいたらと思うところでございます。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  反問権をいただきました。私が調べる手だては持ってません。この7,000万の金を出した市の方がきちっとやっぱりどういうこと使った調べるの本当と違いますか。  そうですか。どうですか。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。 ○産業振興部長半田泰士君)  私どもの方もできるだけの手だてを尽くしまして調査してきたというふうに自負をいたしておりますけども、具体的にじゃあ、個々の取扱店へ一軒一軒回って帳簿を検査していくとか、そういうことがいわゆる市として必要であったというご批判でありますれば今後、商工会議所等ともそこまでやれるかどうかというようなことも一度また話もしてみたいと思っておりますけども。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  せっかくの税金の使い道ですから、きちっと精査をしていただいて、ファジーな形での決着にならないようにお願いをしたいということで、この問題はこれにとめておきたいと思います。  最後に入ります。道路行政でございますが、合併市町村が一体化のために垣根を超えて連帯をしていく、あるいは行き来をしていく、交流していく、そのためには一番大事なのは道路だと思っております。合併後ダム周辺事業の進展とともに市の積極的な取り組みをいただいて、青山地区もかなり道路がよくなりました。  市長は、所信表明の中で県道松青線あるいは美杉線とも鋭意進めていくと述べていただいておるのでありがたいと思っておりますが、残念ながら市長もご存じのように私どもの地区、青山地区から上野へ来るのは国道422号線しかありません。これ1本です。ところが今その422号線の近鉄のガード下の少し手前、比土側が山が崩れてきて土のうが積んであります。もう半年以上もほってあります。ここが崩れたら私どものところから上野、市役所、議会でもいいんですけども、来るとしたら上津の滝から坂下を通って163号線に出るか名張市を回ってこちらへ来るか、それしか道ないんですよね。そういうことで青山の住民自治協議会の会長さんらが連名でもう一本道路をつくってほしいと要望を出しておりますので、どうぞひとつそれを勘案していただいて早急に計画の中に入れていただきたいな、このように思っているところでございます。  それから南北道ということで書かさせていただいておるんですけども、合併のときの行政が市民の皆さん、そのときは町民でしたけども、町民の皆さんに説明したのは、いわゆる名神から名阪に1本高速のあれがつくと。伊賀側は3キロですけども、それから先165号線まで道路を1本通しますよと。さらに、そこから高尾の方面まで道路を延ばすと、そういうような説明を各地でしてきました。私は、そんなことできないだろうと思ったんですけども、それによって合併の反対をしていた人たちも、ああ、そこまでやってくれるのかということで賛成に回ったといういきさつがあります。後で本庁にこのあれがやろう言っても、そんなんわかりませんと、それから支所に言ってもそんな書類ありませんということですが、合併協議会の第40号の案件の中にきちっと入ってるんですよね。調べて後で議事録を読んでいただいたらわかるんですけども、ですから合併のときの申し合わせ事項というのは確実に守っていただきたいし、履行していただきたい、このように思います。市長、所見お願いします。考え方を聞かせてください。(「南北道ですか」と呼ぶ者あり)南北道。 ○議長(坂井 悟君)   市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  合併前からの南北の道路のことについてのご質問でございます。早くから、合併前からも湖南青山縦貫道路というふうなことで伊賀地域はこれまで南北道路の必要性を訴えてまいりました。そんな中で特に国交省の方へお願いをいたしておりますのは、名神名阪連絡道路ということで、第二名神ができ上がった関係もございますし、そんな中でそれぞれの関係市町が滋賀県側と協議する中で名神高速道路、そして第二名神を経由して、名阪道路を経由し、最終165までの区間を大きく広く名神名阪連絡道路ということで地域の高規格の道路あるいは幹線道路として国の方で取り上げてほしいということで今陳情いたしておるところでございます。議員のお話のように、422号しか南北を結ぶ道路としてはございません。したがって、この高規格の道路を今後とも積極的に国に陳情をいたしてまいりたいと、こんなふうに思っております。 ○議長(坂井 悟君)  森正敏君。 ○12番(森 正敏君)  ありがとうございました。  もう時間がわずかですので、きょうの質問の中で18号台風の災害につきましては、できるだけ早く復旧をお願いしたいと、このように思っているとこでございます。お年寄りがたくさんいらっしゃいます。ますます過疎化が進むといけませんので、全霊を込めて対策に当たっていただきたいと、このように思います。  また、久しぶりというんですか、反問権らしきものをいただきました。これは私どもが議会が認めたことでございますから、これからもどうぞどんどん反問権を使っていただいて、やっぱり議論が活発になるようにしていただけば本当にいい関係ができるんじゃないかと、このように思っておりますので、理事者の皆さん方も、当局の皆さん方も遠慮せずにどうぞやっていただきたい。私どももきちっと答弁をさせていただきます。このように思いまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(坂井 悟君)  これをもって森正敏君の質問を終了いたします。  続いて、質問順位第15番 馬場登代光君の質問を許可します。  馬場登代光君。             (26番 馬場登代光君登壇) ○26番(馬場登代光君)  議長より発言の許可をいただきましたので、順次質問させていただきます。口が回りにくいところは手話でさせていただきたいと思いますので、ご了解いただきたいと思います。  1番、芭蕉翁記念館についてであります。  そのうちの建設計画はどのように進んでおられますか。芭蕉翁記念館建設については、この検討委員会で場所等の一定の方向が出されたようでありますが、どのような目的、また規模とか方針で進めようとされているのか、お尋ねいたします。活用財源について当局から県へ2回ほど行っておられるようでありまして、県からこの間ファクスもらいましたんで、大体のことがわかっておりますが、そこでないような入館料は幾らとか、いろいろ大まかに教えていただきたいと思います。  また、皆様ご存じのように、過去1億円のふるさと創生資金で旧上野市は芭蕉の森をつくりました。これ芭蕉に関係あることですんで、言わせていただきます。当時は、いいわ、いいわと言われて市民の方も期待をしたものでありました。今この芭蕉の森は、どうなっているのですか。当時旧上野市職員、当時は課長かいろいろ役職についておられたと思うんですが、おられた角田副市長にお尋ねいたします。この芭蕉の森をどのように評価されますか、正直にお答えください。  2番、ふるさと応援寄附金について、募集状況はいかがですか。  ふるさと納税制度導入に当たり、ふるさと伊賀市を応援しようというキャッチフレーズで寄附金を募集されておりますが、募集状況はいかがでしょうか。この寄附金は、翌年度税金が控除されますので、申込者が多いと思いますので、お尋ねいたしました。  対象となる事業は、6項目にわたり募集のこのパンフレットに記載されております。  1番、2番、3番、4番、5番とは事業内容がはっきりとされてます。1番が忍者の関係、2番は芭蕉の関係、3番は町中、自然景観に関してのこととか、4番は伊賀ブランド、5は地域、自治会とかいろいろなことが書かれてます。そして6番は、そのほかいろいろな項目をそれぞれ希望した項目を書いてくださいというような募集方法です。  この中で私は、福祉をなぜ入れないのか、お尋ねしたいと思うのであります。この間まで赤い羽根みんなつけておられました。これもやはり福祉を想定して皆さんがお金を出してつけておられたんだと思います。それからいろいろまちの中で行われるチャリティーバザーというのもあります。婦人の団体がいろいろ寄附というか、出してもらうのはないかといって言われたら、中元の残りもんとか歳暮の残りもんとか、そういういろいろなことを協力している姿見ます。それから皆さん方でもゴルフ好きな方はみんなチャリティーつけたゴルフ大会とかいろいろしてるんじゃないですか。年末はNHKでもいろいろ、日赤にしても助け合い募金、たくさんNHKの放送見ててもその結果の報告、大変たくさんの金額は集まってきます。それもみんな福祉だからそうやって皆さんが気持ちを寄せるのだと思います。それから福祉の施設にしましても車に何々財団とかいろいろ寄附した団体の名前を書いて走っている車をよく見かけます。そうした福祉の思いがあるからたくさんそうやって私は寄附というか、寄せてくるんやと思うんですよ。  そういう人の気持ちというのは、このふるさとということは伊賀市を出てふるさとを思うときに、やはり両親の姿浮かぶじゃないですか。母親の姿、おやじの顔、これ皆さんお酒飲んでて赤ちょうちんの店へ入っても酒のコップか杯にちらっと浮かんでくると思いますよ、ふるさとの姿が。そういう気持ちというのはやはり入れてほしい。  福祉1行、何でもそうですよ。この寄附金とか赤い羽根にしても福祉のイメージがあるからみんなそうやって思い寄せてくるんです。それは両親の姿であり、そうした両親、今生きている両親、また亡くなった両親にしてもやはり車いすに乗っておられた親もあるかと思います。また、デイサービスに、また老人ホーム、そういうところでお世話になった、やはりご恩返しをしたいという気持ちはだれでも私はあると思うんです。それなぜこんな福祉を入れないのか。それは6項目にそれを希望すりゃいいんですよ。やっぱし一番先、どこでもいいが、福祉というのを、こういう人の心をとらえようと思ったらそれが一番大事じゃないですか。私の言ってることについて副市長、どう思われますか。  これで登壇での質問を終わりとして、今後、自席から質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(坂井 悟君)  副市長。             (副市長 角田康一君登壇) ○副市長(角田康一君)  ご指名いただきましたので、答えさせていただきます。  まず、第1点目の芭蕉の森の件でございますが、ふるさと創生事業の事業の実施につきましては、平成元年だったと思いますんですけれども、合併前のそれぞれの市町村、6つの市町村でそれぞれ使途が違います。基金に積み立てられて、それを年々地域の振興に充ててこられた旧の町村もございます。  今、議員さんおっしゃられました旧の上野市でございますが、多分このとき私は財政にいたんかなと思ってますんですけれども、この芭蕉の森の整備の決定につきましては、国の方から交付税でふるさと創生事業ということで1億円の算入があったということで、旧の上野市につきましてはこれの1億円をどういった事業にしたらいいかということで市民の皆様にアイデアの募集をさせていただいたということでございます。多分200人以上の方から応募いただきまして、その中で200人以上の方の300点以上の提案があったかなと思いますんですけれども、その中で一番多かったのが芭蕉に関するもの、それから文化や教養な高めるものといったものが多かったということで、最終的に芭蕉を通じてのふるさとづくりということでこの芭蕉の森を整備したという経緯がございます。現在の評価、どのように評価するかということでございますが、整備した後、ちょうどこの年が奥の細道紀行300年か350年だったと思いますんですけれども、それで俳句のまちづくり等々あるいは俳句の日の設定ということで、この芭蕉の森の公園を利用したいろんなイベントが開催されまして、吟行等もこの公園で実施されたということで、直後非常に市民の皆さんに利用していただいたということで一定の評価をしております。  ただ、近年若干市民の方に利用していただく機会が少ないのかなというふうなことも思っておりますんですが、旧の上野市の都市公園、岩倉峡公園にしましても、あるいは白鷺公園にしましても市街地周辺にございますんで、少しおいでいただくのには車等を利用していただかなければならないというような事情もございますんですけれども、服部土芳のお墓がございます西蓮寺も近くにございまして、こういった芭蕉の森という公園、行ってみますと句碑もたくさんございまして、非常にいい公園でございますんで、一定の私は評価をいたしておりますが、市民の皆さんにこれからもご利用いただきたいなというふうに思います。  ご利用いただいています人数につきましては、この公園料金も何も取っておりませんので、ちょっと正確な利用していただいてる人数についてはわかりませんですけれども、利用していただく人数は少ないかなと、もう少し利用していただきたいなという評価はいたしておりますけれども、一定の市民の皆様のご意見も反映したものでございますんで、一定の評価をさせていただいております。  それと2点目の応援基金にその使い道になぜ福祉を入れないのかというご質問でございますが、馬場議員さんのおっしゃること私非常によく理解させていただきます。  市民の方からご寄附いただくときに福祉を目的に福祉に使ってくださいというご要望といいますか、そういった特殊寄附がたくさんございます。そういった申し出におきましては、地域福祉基金等々を利用しまして積み立て等やっておりますんですが、議員さんおっしゃいますようにふるさと応援基金の中でふるさと応援基金を募集してる中でその寄附していただいてる方が福祉に使ってほしいというようなご意向があった場合にその項目がないというのもおっしゃるとおりかなと思います。福祉は福祉で別途ご寄附いただくことも非常にありがたいんでございますが、遠くにおられる方がふるさと応援基金ということを知っていただいて、その使途として福祉に使ってほしいということであればこういったことに対して規定することを今後検討すべきかなというふうに思っております。  ただ、寄附していただいた方の税等の控除につきましては、このふるさと納税につきましても使途を福祉というふうに限定した別途のご寄附いただく場合にも同じような控除措置がとられますんですけれども、おっしゃいましたふるさと応援ということでの福祉の規定につきまして今後検討させていただきたいというふうに思います。以上でございます。 ○副議長(中本徳子君)  企画振興部長。             (企画振興部長 堂山敏夫君登壇) ○企画振興部長(堂山敏夫君)  記念館の事業の目的とか方針とか建設場所等ですね、いろいろとお尋ねいただきまして、答弁漏れがあるかわかりませんが、その点また再度ご指摘をいただけたら、またその時点でお答えさせていただきたいと思います。  まず、事業の目的でございますが、現在の芭蕉翁記念館は昭和34年に建設されたものでございます。施設の老朽化がございますし、展示スペースが狭い。また、貴重な資料等の収納機能が整備されていない、こういった諸問題がございまして、芭蕉の生誕地としてふさわしい記念館の建設が懸案となってきたということでございます。  そのために伊賀市の総合計画で松尾芭蕉を核とした地域づくり推進のための拠点施設建設事業として位置づけを行いまして、これに基づいて建設するものでございます。  方針というか、方向ですが、新記念館は人づくり、まちづくりにつながる新たな文化創造拠点施設の建設を目指すことといたしております。  基本計画の概要でございますが、建設場所についてもお尋ねいただきましたが、この基本計画では桃青中学校跡地を考えております。  敷地面積につきましては約1万2,480平米、延べ床面積が2,150平米ということでございまして、施設の概要は展示室、それからセミナー室、ギャラリー、交流スペースのほか収蔵庫や書庫、それから館長室等の事務室、エントランスホール、ミュージアムショップ、それから学芸員室、倉庫等を考えております。
     さらに駐車場でございますが、乗用車で約50台、大型バスで7台が確保できるということを考えております。  それから入場料のお尋ねをいただきましたが、新記念館では800円ということを想定をいたしております。  こういったことでスケジュールにつきましては、この平成21年度は資料調査等先進地の視察等行いまして、平成22年度には事業計画を策定、それから23年度から24年度にかけて建築・展示基本設計及び実施設計を行いまして、平成26年度の開館を目指していると、こういうことでございます。  それからふるさと応援寄附金の申し込み状況についてお尋ねをいただきましたので、お答えをいたしたいと思います。  このふるさと応援制度資金につきましては、平成20年の8月18日に要綱を設置をいたしておりまして、現在そのPRを行うとともに、寄附金を受けてきたわけでございます。現在の申し込み状況でございますが、本年度は11月末現在におきまして6件でございます。金額にして248万6,000円のお申し込みをいただいておりまして、そのうち241万円について既にご寄附をいただいております。  申し込みをいただいております使途の内訳の状況につきましては、先ほど馬場議員さんおっしゃっていただきましたように、1番目の忍者フェスタなどさまざまなまちなか観光でにぎわう「まち」につきましては2件で7万5,000円、芭蕉や地域文化などを学び文化を大切にする「まち」につきましては1件で6万円、まちなみ・自然景観を守る「まち」につきましては1件で6万円、伊賀ブランドの価値を高め、ひろく発信する「まち」につきましては2件で7万5,000円、それから地域や住民自治活動を大切にする「まち」につきましては4件で12万6,000円、先ほどご指摘のありました6項目めというものでございますが、伊賀市を思う一人ひとりが望む「まち」につきましては2件で3万円、特に希望がないものにつきましては2件で206万円という状況でございます。  福祉につきましては、先ほど副市長がお答えさせていただいたとおりですが、この6項目めの伊賀市を思う一人ひとりが望む「まち」ということの中で福祉ということをご希望いただいて2件これまでご寄附をいただいてるという状況でございます。 ○議長(坂井 悟君)  馬場登代光君。 ○26番(馬場登代光君)  答弁は簡略にしていただきたい。  それとふるさと創生資金もいろいろいいような評価したようなしあんようなわけのわからんあれですけど、このふるさと創生資金でよその町村で、例えば兵庫県の現在の淡路市、金の延べ棒買って、インターネットで去年の価値は1億9,000万ですね。  現在やったら倍なってると思いますよ。金塊でも青森県の黒石市とかいろいろありますね。1億円から今の芭蕉の価値をどう評価されたんか知りませんけど、全く犬が行くようなとこと違いますの。人が行ってますか。よっぽど現状見なさいよ。もとの山に戻りつつありますよ。  私は、芭蕉の今の記念館にしましてもそういう考えで進まれたら困るから言ってるんです。これ基金は、県の資料で7億円あるんでしょう。そしてまだ足して15億で、私は本当に建てんのは賛成ですよ。建てる限りはやっぱり芭蕉の森のような状態になったら困るから言ってるんです。  そこで私は、芭蕉の気持ちで奥の細道の芭蕉記念館を全部回ってきました。足を引きずりながら行きました。今入館料も800円にされるということの中で、私行った数字だけ言いますから、大体判断してくださいよ。  まず、東京から出たんですね。東京江戸川区にある深川芭蕉記念館、これパンフレットでは江東区芭蕉記念館とも言われております。インターネットでは深川記念館、これまちの中にありますね。駐車場はありません。入館料は100円。開館以来変わっておりません。  次は、福島県にある須賀川市芭蕉記念館は、市役所の敷地内にあります。これはふるさと創生資金で建設されまして、入館料は無料です。  それから山形県にある山寺芭蕉記念館は、観光地、山寺の向かいの小高い丘にあり、入館料は400円。ここでそこを見に行ってもらったら大体判断ができると思います。  その近くに美術館があります。これは有料です。それからその芭蕉記念館のほん前に福島県のいろいろな業者が建てたレストラン兼土産物店があります。私1時間ほどおりました。山寺見に行った観光客がバスで何台もだっと入ってきます。芭蕉記念館へ来るの違うかなと思ったら、みんなこのレストランのある土産物店。山寺を見て、土産を買って、また昼飯を食べて帰られると思います。それから山寺は、電車走ってるというか、ありますから、やはり交通の便のいいところへ、ほとんど向かうのは山寺の記念館じゃない観光地ですね。  そういう中でやはり世の中は変わってきた。お金を出してまでやはり入らない人の心情と違いますか。これは厳しい世間の現状じゃないでしょうか。何か世間が変わってきたように思いませんか。ボーナスもらっても昔は飲み屋も行くとこないぐらいあふれたんですよ。きのういろいろずっと回りましたけど、私は飲みに回りませんよ。  姿を見に回りましたけど、やはり昔のように市の職員がばっと入り込んで、我々行っても入れやんような状態は何にもない。やっぱり変わってきたということ感じられてますやろう。私は建設には賛成ですが、この厳しい世の中でどうでしょうか、もう一回考える余地がないかということを言いたいから言ってるんです。箱物を建てれば人が来るという、これからいろいろ予算、今言われたように見に行く、見学に行く、そんなことよりもっと早うにこの世の中の状態を、姿を見てから場所にしてもするのが普通と違いますか。私は、この厳しい世の中の状態が皆さんいい頭を持っておられながらわかっておられないと思うんですね。こんな箱物を建てて人が来るような甘い時代ではないと私は思うんですが、間違っていればごめんください。  市長はどう思われますか。じっくり考えてみよう、もう一回考えてみよう、いろいろな思いがあったら言ってください。これを続行する、本当に市民が私のこの質問を聞いておられたら、私は賛成して、私の気持ちと同じ人が多いと思ってならないんですが、市長、お答えください。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  馬場議員の方からいろんなご所見をお伺いをいたしました。また、それぞれ奥の細道関連の記念館の実情も視察いただいたというお話も聞かせていただきました。そんな中でこの新芭蕉翁記念館につきましては、旧、合併前にも関田答申が出されておりました。さらに加えまして、先ほどもお話しいただいたように、建設の基金として7億円余りの金額がこれまで醸成されておるという経緯もございます。そうした中で芭蕉翁記念館の基本計画検討委員会ということで答申をいただいたところでございます。  しかしながら、厳しい財政状況もございますし、伊賀市といたしまして次年度以降大きな事業に取り組んでまいりますので、優先順位としてはその辺の整理をさせていただきながら、今現在の計画としては、もう少し、今もお話の建設の内容なりどうするんかということについてはいろんなデータも集めさせていただいて議論を重ねる中で、今の構想としましては生誕370年になる26年ごろを一つの見通しとして持ちながらいろんな角度から検討をしなければならないというふうに考えさせていただいておるところでございます。 ○議長(坂井 悟君)  馬場登代光君。 ○26番(馬場登代光君)  考えていただきたいと思うんですよ。7億円の基金がありますから、それで十分とは思えないところもあるかと思いますが、いろいろ視察していただきたいなと。この須賀川市の芭蕉記念館は、1人だけ来られてました。芭蕉記念館の役員さんである方だと思いますが、それと多分、ずっと資料見せてもらったんですよ。私で伊賀市から2人行ってるだけやと思います。須賀川市は、いろいろな発想が生まれるまちですよ。  まちづくりにしましても。昼は全く郊外型の同じですけど、夜はまたころっと変わった明かりのつくまちです。そんなおかしな明かりと違いますよ。  考えていただくという中で、もうそんなに余り答えは私もう要りません。大体検討していただくということだけでありがたいと思ってます。  私けさも見に行ったんです。芭蕉生誕のところありますね。農人町かな、あれ。違う違う。生家、赤坂や。あの北側で何かあいたところありますね。あんな小さいとこでもいいの違いますか。須賀川市行きますと、そしたら駅前再開発のと、また市庁舎の関係もありますね、駐車場があればまちとかいろいろまちおこしに私はできると思う。そういうこともけさ見に行って気づきました。  それと市の体制とか体質がちょっとおかしいかなと思えてなりませんけど、私個人としまして旧上野市当時から公園と旧桃青中を結ぶ赤い橋を建設してはどうかと、これ何回も何回も言った、もう何年前でしょうか。そして私の顔見て赤い橋というイメージがあるのか言うてくれる人がいます。私は何も飲んでも、いや、赤い顔もしてへんのに赤い橋とよく言われます。それほど早くから言ってきたんですね。こんな時代が来ると思って言ってきたんじゃないでしょうか。  それと公園は国の史跡ですから、文化庁へも行ってきまして、手法というか、やり方、これ難しいんですね。だから私は質問したときに届けさえ出してたら、今ごろもう許可がとれたん違いますかね。手法も聞いております。皆さん方言っても多分だめだという答えなると思いますよ。そういうことで赤い橋もあれば、また違った考えが出てくるの違いますか。  そういうことで順序順序を追って、やはり人が来る、予想はどんねん800円出して来る時代と思いますか。そしたら忍者も見たら、これ何ぼかかるんですか。そんなまちおこしはできないと思いますよ。この料金、これも考えてみなさい。これ無料のとこもあるんですよ。それから深川、いろいろなことしてます。小学生からいろいろなこと集めていろいろなことしてます。ジュニアの句集を出したり、山寺は今目を向けてんのは台湾やったか、タイやった。台湾か。もう観光客は、奈良、京都は飽きて東北へ向かってるんですね。パンフレットも今まで韓国やったのをタイ語か、台湾語か、いろいろパンフレットでも変えてる。やはりそういう現状見てきてほしいなと思います。これ遅いと思いますけどね。やはり検討し直すんやったら、もう一回頭を本当に水につかってでも冷やして考えてもらわな、これまちおこしなり何にもできやんと思いますよ。それだけお願いしたいと思います。  それとこの昭和27年、世界こども博、この公園でやったということ覚えておられる方は少ない。しかし、面影というか、何か頭の隅にある人がいるやと思う。美空ひばりが来た。そのときに多分美空ひばりを見られなかった方が多かったと思いますよ。  そういう話聞きました。それほど上野といったら、伊賀市でそんなこともできるような過去力もあったんですね。今でも私できると思うんですよ。そういうことも頭入れてほしい。人を寄せつけるのは何か。アイデアは何か。これ赤い橋もかかってた、その当時。それ済んでから壊したんで、木造やったんで、だから子供心に赤い橋が浮かぶ。私も何か赤い橋あったような気がしてならない。そういうことでもあります。  それとこういういろいろな思いの中で12月2日、NHK、7時30分の「クローズアップ現代」放映された秋田県の羽後町、美人キャラクター、ポスター1枚で、あの都会の若者は東京から越後井沢駅の山の中ですから、大変行きにくいところ、若者でごった返してる姿をテレビで放映されております。人があこがれるのはカヤぶき屋根のところへキャラクターを置いた。そして、宣伝を初めたのは、若いもんのポスター1枚から始めた。こういう発想で大きな15億もする建物を建てて、人が来る時代じゃないということを私は言いたい。  それと、私は、この土日と北陸へ行ってきました、山中温泉。そしたら、ご飯を呼ばれようと思ったら、はしの包み、あんな破って捨てるような包みと違います。そしたら、俳句が書いてある。山中や、最後は湯のにおい、これ何やいうて、女中さんと言ったら失礼ですけど、女の方に聞きました。芭蕉がここへ来て俳句を何句かつくった。それだけでまちおこしができた。そのはしの包んだ薄っぺらい紙1枚でも、芭蕉、芭蕉と思わす何かがあると違いますか。そんな15億円する建物を建てて人を寄せようとするよりも、もうまちじゅうがいろいろな取り組み、そういうことも大事ではないかと私は思いましたが、間違いでしょうか。  それと、もう私、続けて言います。言いたいことを言わせてください、思いを。それと、その芭蕉の記念館、みんな、山寺記念館、須賀川市芭蕉記念館、深川江東区芭蕉記念館、芭蕉翁記念館だけ、これ何か翁は昔の時代ですから、短命ですから、それでいいかもしれません。名前だけでも人を寄せつける力がありますか。これほど私は東北へ行っても、この間、北陸へ行っても、伊賀から来たって何か説明のしようがない。向こうは芭蕉の俳句のはし包みがある。そういう芭蕉の館と、宣伝用の何か小さい建物もありますけどね。皆さん、どうですか。よそへ行って、伊賀から来たって、どう説明しますか。向こうは何にも答えてくれない。忍者という答えも返ってきません。芭蕉という答えは返ってきますか。それに、そんな芭蕉記念館、頭へ何も、これ伊賀上野駅ですね。  この間、関西線に乗りました。私は、この山寺の景色がすばらしい、こんな景色があったんかなと思うほど。そして、この間、関西線に乗りました。笠置、大河原、伊賀上野まで、あの山のきれいなこと。劣りませんよ。その中で、伊賀上野におりたら、乗ってた外人、ヨーロッパの夫婦です。芭蕉記念館、あれ10月か何かに来てるはずです。歩いて来てる。外国からの観光案内は、みんなJRですよ。今のJR、加茂で30分ほど待たないかん。そして、島ヶ原の駅で複線電化って、あの大きい看板をまだ掲げてましたよ。それがもう20年ぐらいですね、何したんか知りませんけど。それよりも、市長が施政方針で言われたダイヤ、それですよ、先にするのは。加茂で30分も待って、どうですか。それが先と違いますか、そんな15億かけるよりも。  いろいろなアイデアがありますよ、そのやり方が。  そして、看板にしましても、島ヶ原にするんやったら、これまち協ですかね、島ヶ原の人もいると思いますが。やぶっちゃの温泉を書いて、芭蕉と忍者がちょっちょっと歩く姿、それは絵だけでええの違いますか、芭蕉の、また忍者の、そしてやぶっちゃの湯ということ。そんなん文字書かんでもわかります。そうした発想もどうかと私は思います。それは関西線が関係ないと思っても、何かまちおこしにはやはり必要です。そのダイヤの改正も、こんなん簡単にできるの違いますか。複線、何年かかったから知らんけど、ダイヤの改正なんか、頭下げていったらいいの違いますか。そういうことで、私は芭蕉記念館をもう一度ゆっくりと考えてもらいたい。  人が本当に800円で集まって、まちが見違えるほど活気づくまちになれば大賛成。  もうちょっと考えてアイデアを、芭蕉の森のアイデアでは私は評価しがたいと思いますけどね。もっと市民の人やら、もっといろいろなアイデアがありますよ。アイデアなんて無限ですよ。みんな一人一人、一般からアイデアを募集するなり、そういういろいろな工夫があるのと違いますか。特定な人だけが考えるよりも、やっぱり総出で、市民全員がこのまちづくり、観光のまちづくりに取り組まな、だんだんと沈んでいくと思います。それは芭蕉の関係を終わります。  それと、ふるさと創生資金、これは何を言わせてもろても、各種の忍者から芭蕉からまちから自治会から福祉から、いろいろな項目がありますので、一応何かヒントになれば考えてほしい。それと、伊賀で本社のある企業、それで、その株主に伊賀米、伊賀肉、いろいろなもんを1点だけ選んで毎年配っている会社があります。伊賀で本社のある会社で。ばかになりませんよ、人数からいっても。これは、お米にしても去年までは8キロやった、今は10キロ。芭蕉のマークとか、忍者のマークとかいろいろありますよ。いろいろな発想が出てくるのと違いますか。みんな全国に広がっていくんですよ。そういう発想、こんなん頼みに行ったらいいだけです。米を送ってるのはどこか、そんなの聞いたらわかります。  それと、今、産業部長の顔がちらっと見えたんで、産業振興部長、振興されてるのかどうか知りませんけど。例えば机だけの発想ではあきませんよ。部長になったら、1回伊賀の本社の企業だけでも、昔は行ってた人もいたと思うんや。あいさつに行ったらいい。それが市の広報なり、何か持って行ったらいいと思うんですよ。それがきっかけで何か今言うたような関連もできてくるんです。1回、企業でも回ってみなさい。そして、職員の研修に何してるかと、そういう企業にもやっぱり突っ込んでいく。  こんな毎月、広報を持ってあいさつに、頭下げに行ったら、いろいろなヒントが出てくる。そういう研修のときの方が課長、部長になったとき、何かアイデアが浮かんでくると思う。そんな座ってるだけでは何にも浮かんできません。  それから、この間から、しらさぎ号も行ってますね。これに1回乗ってみなさい。  いろいろなアイデアが浮かんでくる。それと、三重交通が名古屋へ行ってる、天理にも行ってる、大阪へも行ってる、東京の品川へも行ってる。これ四国やら、いろいろなバスの待合所にポスターを張ってるけど、伊賀とかは何もあらへん。それと、名古屋行きのバスの中で、私は、企業が宣伝してる放送、これを指摘したら、やっぱりあのシステムを変えようと思ったら三重交通は大変な金が要るということで、そのまま走ってますけどね。しらさぎ号も同じ。何言うてるかといったら、これ何年言うてる。  合併になって5年ほど言うてるんやな。上野市行政バスでありますということをまず言うてますね。まだ上野市です。  それと、ダイヤ改正のとき、1回、ゆめが丘とか、文化会館もたくさん乗りますよ、何か行事があったら。いろいろな行事もしてほしい。また、ゆめドームにも何か行くような方向。それはなぜ行けないかというたら、高山駅の友生線があるからです。それも廃線路線です。だから、違うコースでゆめドームへ行く道がある。その道で、建設部長も横向いてるから聞きますけどね、台風18号のときに、あのイチョウの並木がようけ倒れたまま、これ2カ月ほど続いた。私は、いつだれかが言うなと思ったけど、私が言うまで直らん。そういう方法も、まちおこしの方法も、市職員自体でいろいろなエリアを担当させて、そういう後気をつけてもらうとか、いろんな方法があると思うんですよ。こんなんほっといたら、まだ倒れたままやと思いますね。もう時間がない。それで、答弁は要りません。答弁は一言だけでいいんですがね。  それと、芭蕉記念館のところ、あの道を上っていったら、骨とう市の看板、きれいな、もう汚れてますけど。立てた芭蕉記念館の看板、上に小さい看板しかない。そういうことも何か気がつくのと思います。それができへんのやったら、これは史跡ですからね、そやけど、骨とう市だから優先して許可したんですけど、ずっと立てたまま。  芭蕉記念館、立てるのが難しかったら、そやけど、骨とう市の看板は立ってる。できへんのやったら、あの木の上へ風鈴か何かぶら下げて、人が、子供がはっとするような何か変わったアイデアがありませんか。  それと、蛇池、これも史跡になってる。これ略称蛇池ですね、何やら堀といいます。  蛇谷池、藤堂高虎が築城したときに、いろいろ工事の関係で蛇を何やするとか、いろいろいわれあります。あの池の水、赤い水やったけど、かい出して今はきれいな水。  それ何か私が行ったときに、ええ方法はないかと言ったら、あるって言うてしてくれたと思いますが、日本一ぐらいの大きなカエルでもこの上へ乗せてしたら、何か子供がわあっとするの違いますか。そういうするせんは別として、いろいろなアイデアが浮かんでくるの違いますか。こんなん無限にありますよ。私も、けさまでいろいろなことを考えたんですよ。こんなまちで、そのままでいいんかなと思って。何かまちおこしのいろんな方法があると思う。  これは深川で詠んだ句ですけどね。こんなん言わんでも、古池や、カワズと、こうなってくると思うんですよ。やっぱり人を何かあっと言わせるような、伊賀市、何かこの秋田の町にしても美人キャラクターであれだけ若者がにぎわった。いろいろな方法があると思います。それはいろいろ考えてほしい。まだまだ言いたいことばっかりですけども、この続きは次の会に、今度はまちおこし、本当にまちおこしをどうしたらいいんか。私はもっと歩いて回ります。伊賀のまちもとことん回りました。毎日毎日回ってますよ。回って初めて発想が出てくるの違いますか。まちづくりのときに、いろいろ申し上げますけど。  最後に市長、もう一度芭蕉記念館をじっくりと、いろいろな市民が納得するというか、期待できるような、人が集まって活気あるまちができるような構想をゆっくりと練り直す、もう一度答弁が欲しい。それと、ふるさと納税基金のこんな条例かえんで、ただ福祉のことに力を入れる、その思い。それは、福祉があったら、してやろうという人がいるから私は言ってるんですよ。そういう思いの人がようけいるから言ってるんですよ。一言だけお願いします。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  まちおこしのいろんなご所見を伺いました。記念館の方につきましては、先ほどもお答えしたように、26年という数字を置きますと、22、23、24と3年間、まだいよいよの実施まで期間があるわけですので、いろんなまた議論もさせていただきながら、十分どういったものということについては検討いたしてまいりたいと思っておりますので、ひとつご理解をいただきたいと思います。  それから、ふるさと納税につきましては、先ほど副市長の方からもお答えをいたしましたように、福祉の部門を文字として6項目の中に出すことも大事なことだと思いますので、その改正に向かって早速手を入れてまいりたいと思っております。以上です。 ○26番(馬場登代光君)  終わり。 ○議長(坂井 悟君)  これをもって馬場登代光君の質問を終了いたします。  ご意見、また提案、そういったことについては、議員活動の中でまた皆さんやっていただきたい。また、簡略的によろしくお願いいたします。  それでは、これをもって会議の途中ではございますが、午さんのため午後1時10分まで休憩をいたしたいと思います。             (午前11時56分 休憩)             ─────────────             (午後 1時10分 再開) ○議長(坂井 悟君)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。  ここで、馬場議員から発言を求められていますので、発言を許可します。 ○26番(馬場登代光君)  私の午前中の一般質問の中で一部不適切な部分がありましたので、おわびし、議長にて訂正いただくようお願いいたします。 ○議長(坂井 悟君)  馬場議員より申し出のありましたとおり、本職において精査し、訂正をいたします。  ご了承願います。  続いて、質問順位第16番 本城善昭君の質問を許可します。  本城善昭君。             (11番 本城善昭君登壇) ○11番(本城善昭君)  今、議長より許可がございましたので、通告に従い、順次質問させていただきます。  ちょっと欲張りまして5つの項目を上げておりますけれども、簡潔明瞭に質問もさせていただきますので、答弁の方もよろしくお願いしたいと思います。  まず、行財政改革について質問をさせていただきます。  事業及び資産の見直しについてということで、今、国では、行政刷新会議の中で事業仕分けが導入され、国民の大きな関心事となりました。ただし、これはことし初めて国で実施されたものではなくて、7年前、既に地方自治体、特に我が三重県で最初に実施された歴史をも持っております。事業の見直し、いわゆる事業仕分けとは、行政の事業を抽象論ではなく、現場の視点で予算項目ごとに、そもそも必要かどうか、必要なら官か民か、あるいは国か県か市かを担当職員と外部の評定者が議論をして仕分ける作業をいいまして、個々の事業のむだにとどまらず、その事業の背後にある制度や国と地方との関係、あるいは官と民との関係などを市民の前に明らかにして、行財政全体の改革に結びつけていくことであります。  昨日、同僚議員の方から補助金の見直しも言及されましたし、この点も当然事業の仕分けの中に含まれてこようかと思いますし、また午前中、補助金の格差というんですか、その辺も当然見直しの対象になってこようかと思います。私は、以前に今岡市長さんのときに最初に質問させていただきましたけれども、このときは全然理解もしていただきませんでしたが、内保市長さんには、前々回の一般質問のときに一定の理解もいただき、かつ総務部長は、お隣の滋賀県高島市の例も引き合いに出されて、削減効果にも言及されました。  そこで、再度お尋ねいたします。事務事業の見直しは、政策評価も含めて具体的に今後どのように進められますか。  それと、行政財産のうち、今活用されてなく、中長期的にも活用、転用の見込みのない資産や、あるいは土地開発公社所有の土地で行政需要の見込まれない資産、あるいは現に行政目的に供せられている財産、建物であっても、合併によって類似の箱物等を持ち寄っております。どのように仕分けをされるのか、まずお聞きしたいと思います。  あと2番以降については自席の方から質問させていただきますので、まず1点目の事業の見直し、事業評価について、よろしくご答弁のほどをお願いしたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇)
    ○市長(内保博仁君)  本城議員の方から、国の政策の事業仕分けのお話の中で、伊賀市の事業評価なり行政評価はどのように進めておるのかというふうなところからお入りいただいてご質問をいただきました。お話しいただきましたように、伊賀市は、平成18年度から行政評価システムということで事務事業を一本ずつ洗い出しながら、それぞれ1次評価、2次評価ということで評価をいたしまして、その評価に基づいて、それぞれの事業の評価をする中で、予算等に反映をさせておるところでございます。つきましては、導入してから4年目を迎えるわけでございますので、これまでの一定の成果を検証しながら、次のステップとしては、やはりお話をいただいておりますように、施策の評価であるとか、あるいは外部評価ということも検討いたさなければならないというふうに考えております。細部は、部長の方からお答えをさせていただきます。 ○議長(坂井 悟君)  総務部長。             (総務部長 赤澤行宏君登壇) ○総務部長赤澤行宏君)  かねてからこの事務事業並びに政策評価については、本城議員、ご発言いただきまして、私たちも参考にさせていただいてるところでございます。先ほど市長が申し上げましたように、来年度から従来の事務事業に加えまして、基本施策の評価をしていってはどうだろうかということで現在、行政評価のシステム検討委員会の方で検討をしているところでございます。加えまして外部評価というところでございますけれども、その一つの手法として、先ほどご紹介のありました事業仕分けというものがあるかと思います。  先般も、本城議員と奈良市の事業仕分けの会場の中でばったり会ったわけでございますけども、私の初めて傍聴席に座らせていただいた体験の中でも、やはり事業によっては、この事業仕分けも的確に仕分けする一つの方法である、外部評価の方法であるかなというふうにも感じたわけでございますけども、やはり国でも話題となっておりますように、何を対象にするかという以前に、どなたが仕分けするのかという中で、本城議員とも会場でお話しさせていただいた中でも、私としましても、コーディネーターを中心とする仕分け人が相当、失礼ながらできふできといいますか、能力のすぐれた方と、それに合わない方もいらっしゃるようでございますし、そういった方をどのように選んでいくのかというのも相当苦労があるのかなというふうに思いましたのと、それと、先ほど触れましたように、事業仕分けの対象となる事業がこれでいいのという、これですね。それから、私たちの立場からいきますと、説明する側がしっかりできるのかというところでございますので、これは我々、それが仕事ですので、しっかりと勉強しなければいけないなと思ってますが、外部評価については事業仕分けも一つの手法ということでは、検討してまいりたいと考えてます。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  一定程度評価をいただきましたことについては、お礼を申し上げます。  それで、今、仕分け人の能力差であるとか、市民委員も当然入っていただくことになろうかと思いますし、そういう市民委員の技術力というんですか、その辺も高めていただくようなことも当然必要になってこようかと思います。あと説明する方の説明能力というんですか、その辺も大変大事になってこようかと思いますし、以上、科学技術予算とか、例えば交通体系のそういう問題とか、あるいは農政においても、かなり問題のある仕分けの仕方にもなっておったようにも感じるんですけれども、そういった点も改良を加えながら、できるだけ近い時期に外部識者も入れた形での事務事業評価ですか、事業仕分けをぜひとも実施していただきたいということを要望させていただきます。  次の項目に移らせてもらいます。子育て支援についてという項目でございます。  急速な少子化の進行は、将来における労働力の不足による社会の活力低下や社会保障の維持に係る現役世代の負担増大につながるなど、大きな問題を含んでいることはご案内のとおりでございます。子育て支援は、国にとっても伊賀市にとっても戦略的に私は最重要課題というふうに考えてます。そのような観点から、保育所等の入所についてまずお聞きいたします。  さきの決算委員会でも、保育所の入所希望者のうち待機者数は何名ありますかというふうな質問もさせていただいて、30数名あるということでございます。それで、待機者ゼロにするには、もう次年度から、4月の入所から待機者ゼロにするには、どんな方策というのをお考えなのか、まずお聞きしたいと思います。  それと、この場合はゼロから3歳児というのが一番大変需要が多いというふうに私は思ってます。それで、ある自治会の関係者からもちょっと言われたんですけれども、ゆめが丘の地区の方から、その周辺の保育所へ2次希望で行かれるそうでございます。  その当該地区の保育所の収容定員から当該地区の入所希望者については、ほぼおさまるような見込みであるんだけれども、やっぱりゆめが丘から来られる方がかなりおられますので、その当該地区で収容可能な定員の中にあるにもかかわらず、他の地区へ行かなければならないとか、あるいは2人の子供さんのうち当該地区と、あるいはべつのところへ別々に行かざるを得ないような場合もあるんだという、そういう待機者の方がたくさんおられるという中でのそういった困った事情も聞かされてますので、こういったことも踏まえて、できるだけ待機者ゼロという方向を早く、できたらそういう対策をとっていただきたいというふうに考えます。だから、この点についてのどんな方策を次年度から、待機者ゼロになるような方策をお考えなのか、まずお聞きさせていただきます。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 中出富一君登壇) ○健康福祉部長(中出富一君)  待機児童についてのご質問でございますので、お答えさせていただきたいと思います。  待機児童につきましては、臨時保育士の確保に努めておりまして、10月現在、28名程度ということになって、若干は減っております。現在まだそういう形では、臨時保育士を採用しながら、その分でできるだけ少なくなるような対策を講じております。一応そういう形で臨時職員も募集をしておるんですけど、なかなか来ていただけないというのが現状でございます。その中で、待機児童のほとんどが旧の上野地区の市街地の市立保育園をご希望なされる方が非常に多いということでございますので、そこら辺のところも、現在も市立保育園の市内の分については、施設的に面積的に非常に少ない、限られてるということがございますので、そこら辺も今後の課題かなと考えております。その中で、今後、今、市立保育所でございますが、社会事業協会あるいは三重県と協議を進めながら、そこら辺も解消に向けて取り組んでまいっているところでございます。  あと保育所の運営につきましては、先日も申し上げたとおりなんですけども、児童の年齢層によりまして保育所の配置基準が決められておりますので、そこら辺のところで入所者数が少なかっても、ある程度の人員を配置しなければいけないということがありますので、非常に運営等も厳しい状況になりますので、小規模の運営につきましては、できるだけ保育所の不足やら、そういう部分も含めて待機児童の解消に向けては、やっぱり統合とか、そういう分は進めていかなくてはならないと、かように考えております。いずれにしましても、財政的ないろいろな問題も含んでおりますので、対応については十分対応させていきたいと思います。  それからもう1点、地区内でなかなか保育の対象にならないということもございますんですけども、ある程度できるだけ希望に沿うような形ではさせていただいておるんですけども、そこの地区へ勤めてる方がどうしても入りたいというご希望がありますと、いろいろその条件がございますので、その条件に見合う判定をさせていただいて入所していただいてるということになりますので、その点はちょっと十分ご理解をいただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  再質問でちょっと2点お聞きいたします。  昨日の同僚議員の質問にもありましたように、臨時職ではなかなか応募がないということは、前のときにも私も聞かせていただきました。正規の職員を例えば1名募集すると、やっぱり7名から8名、かなり高率の倍率で応募されるということなんで、この場合の正規の保育士を募集するというふうな考えはないんでしょうか。  それともう一つは、上野地区の定員をふやすためにも、もちろん増築ですね、今、県と社会事業協会と協議されてるというふうにお聞きしましたけれども、これはもうすぐさま協議をしていただいて工事にかかっていかないと、来年4月からもう待機者はそこへ入ることができなくなるというふうにも考えるんですけれども、この辺の協議ですね、それとその辺のめど、解消のめど、大体いつごろか、その辺もちょっとお聞かせ願って、できるだけ早い解消を進めていただきたいと思うんですけれども。まず、正規の保育士さんの募集、それと解消のめどは大体いつごろか、お聞きします。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  正規の保育士の募集というお話がございました。このことにつきましては、保育所のあり方検討委員会等でもご検討いただいておりますが、私立保育所は別としまして、公立の保育所の伊賀市の今の状況は、保育所によっては非常に定員が割れておって、もう園児が非常に少ないと、こんな保育所も各地でございます。そんな中で、保育所の統合という問題も上がってまいっております。いずれ効率的な保育あるいは十分な保育ということになれば、早い時期に統合の方向も検討しなければならないと。そんな中で、正規の職員の採用については、とにかく不足しとるから正規の職員をということで採用するということは、将来の保育所の運営にも影響をいたしますので、その辺のところもしっかり押さえながら、現場の状況も十分見ながらの毎年の保育士の採用の計画を立てておりますので、ひとつご理解をいただきたいと、こんなふうに思わせていただくところでございます。  市立の保育所の改修等につきましては、担当部長の方から申し上げたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  それでは、それにつきましては一応協議をしまして、22年度中には何とか解消したいんですけども、22年度4月からすぐ待機者がゼロという形には、ちょっと申しわけないんですけども、本城議員さんおっしゃるとおり、もうすぐ改築にかからないと、それはゼロにならないということがあるんですけども、それは県とのいろいろな協議がございますので、そこら辺を十分した上で進めさせていただきたいと思いますので、22年度中にはすべて解決はできるかなと、かように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  今、22年度中に解消をされるということでありますので、ぜひともそういう方向で待機者ゼロに向かって頑張っていただきたいと思います。  あと2番目ですけれども、病気などの緊急時の支援についてであります。病児とか病後児の預かり、あるいは早朝、夜間等の緊急時の預かり、あるいは宿泊を伴うような預かりの必要が生じた場合、どのような対応をされるのか、お尋ねいたします。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  ご質問の件でございますが、現在、病気の回復時にある児童の集団的保育は困難ということでございますので、その期間、一時的に預かることにより保護者の子育てと就労の両面を支援していくための伊賀市の病児保育室くまさんルームというのがございますんですけども、それを開設をしております。利用時間については、8時45分から5時30分まででございますんですけども、看護師及び保育士が対応をしております。また、市が委託で実施しておりますファミリーサポートセンターというのがございますんですけども、これは育児の援助を受けたい方、それから育児の援助を行いたい方ということで、依頼会員と提供会員というのが2人ございますので、その会員が保育所への登園とか預かりとか送迎、それから子供さんの帰宅の預かりとか、そういう対応で一時的に保護者の方が病気になって子供さんが外出できないということで、そういう場合も援助してるファミリーサポートセンターというのがございます。  議員さんのお尋ねの早朝、夜間の緊急時の預かりでございますんですけども、宿泊を伴う預かりも現在、次世代育成支援事業交付金の交付事業の中で、一応病児の救急対策強化モデル事業というのがございますので、そこの事業につきましては、今現在委託してる先と協議をさせていただいて、他市の状況も踏まえて検討させていただきたいと、かように考えてますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  今、最後に部長の言われた緊急対応モデル事業については、もう名張では既に実施されてますので、来年4月からぜひとも実施していただきますよう、予算当局もあわせて、この辺をよろしくお願いしたいと思います。  次に、少子高齢化が進む中で、子育て支援が国、県を問わず、また伊賀市でも最重要課題ということは言うまでもないことでありますし、内保市長さんも当然のことと認識されていると思います。きのうも全員懇談会で発表されました次世代育成支援対策地域行動計画後期計画を実施する上でも、次世代育成のため安定した財源の確保というのは大変大事になってこようかと思いますけれども、この場合の恒久的な財源とか、そういう手だてというのか何かございましたら教えてくれますか。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  子育て支援の子育て応援プランでございますけれども、その中の後期計画がございます。この分については各担当部署がようけ分かれておりまして、それを縦じゃなくて横のつながりで子供たちを育てていこうということで、市としても取り組んでおりますので、その補助金等の部分でございますけれども、活用を図っていきながら財源の確保に努めてまいりたいと思いますし、また今おっしゃった保育園とか、そういう部分の現在行っている子育て支援の施設等も含めて、効率な運営を図りながら財源の確保に努めてまいりたいと、かように考えておりますので、方策としてはいろいろあると思うんですけども、できるだけ財源確保には努めてまいりたいと、かように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  私はちょっと一つ提案させていただきたいと思うんですけれども、ある先進的な自治体では、市税収入の1パーセントを次世代育成財源確保条例という形で条例を制定されて、その1パーセントの収入を基金として積み立てられて、子育て支援の新規事業とか、あるいは既存事業の拡充に充てられてるという例もございます。これは大変私も参考になる事例やと思いますし、今直ちに市当局の方で採用してくれとか、そういった枠組みをつくれとかいうふうには申しておりません。ただ、こういった先進的なモデルも参考にしていただき、次世代育成のための財源を確保する上で、ぜひとも研究、検討していただきたいなというふうに考えます。その辺ひとつ研究、検討のほどをよろしくお願いしたいと思うんですけれども、どなたか。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(中出富一君)  参考になるご意見をいただきまして、十分当局で事務方で検討をした上、上の方にも申し上げて、できるだけ確保という方でさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  よろしく研究、検討していただいて、また市長、副市長にも申し上げていただきたいと思います。  3番目の農業振興についてでございます。一般質問2日目でも、政権交代後の農政の米政策について同僚議員の質問がございましたですけれども、私は、転作助成と水田農業ビジョンについてお聞きいたします。  米の戸別所得補償モデル事業と並んで極めて重要な施策として、転作作物に助成する水田利活用自給力向上事業が決定されようとしています。問題なのは、助成単価の設定に関与する地域の裁量権を取り上げ、国で一定というか、一律に設定することであります。今、地域主権のもと、伊賀市でも水田農業推進協議会が組織され、地域の実情に沿って地域戦略作物を育ててきておりまして、地域水田農業ビジョンの理念と、今申し上げた国の施策は相反するものでございます。伊賀市として独自性を出していくべきだというふうに考えますけれども、基本的なこの点に関する認識をお聞きしたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。             (産業振興部長 半田泰士君登壇) ○産業振興部長半田泰士君)  お答え申し上げたいと思います。  水田農業ビジョンが伊賀市の方でも、一つの地域の特性を生かした農産物をいわゆる進めていこうというようなことで掲げてるわけでございますが、従来それを旧の産地づくり交付金とか、それから産地確立交付金、名前が変わったりしておりますけども、そういったもので米以外の作物の作付の転換を進めてきてまいったわけでございます。先般も、NHKのテレビで富山のチューリップの栽培農家のお話が出ておったんですが、やはり今回のこの政府の突然の、突然ではないかもわかりませんけど、この事業仕分け等の中で戸別所得補償制度の概念等が示されてきた中では、大変そういった地域の特産的なものがだんだん大変危機に陥っていくと、こういう状況になるのは目に見えてるということでございまして、伊賀市といたしましても、同じような感覚を持っておるわけでございます。  さきにも政府がいわゆる所得補償制度等のこの事業についての地域の意見を公募されたわけでございます。こういったことにつきまして伊賀市といたしましても、過日、転作作物の交付金額につきましては、国一律というふうなことではなく、地域の実情に合わせた金額設定が必要である、不可欠であるということの意見書を提出したり、一定の努力をしているところでございます。やはり地域によって、基本的には適地適作といいますか、こういうのが農業の基本だろうというふうに考えておりますから、そういった中で、ぜひともそういう方向にひとつ制度を定めていただけるように、今後も機会がありましたらお願いもしていきたいと思います。  ただ、先ほどおっしゃっていただいた水田利活用の自給力向上対策事業等では、従来に比べて特に米粉などは10アール当たり8万円ぐらいの支援をしていこうとか、こういった考え方も出てきているようでございますけども、これに関しましてもいろんなご議論がまだなされております。さきに8日付で赤松農相が閣議後の記者会見でおっしゃられました、いわゆる所得安定対策の固定払いを受けている農家が麦、大豆から米粉とか飼料用米に転換した場合は、この交付対象にしないとかいう方針が表明されたりしておりますが、こういうことになりますと、いわゆる事実上は新規に取り組む場合とか生産調整の未達成の方に限られたことになってくるのかなと、そういったことも考えられますし、大変地域にとっては問題が多いというふうに考えております。そういったことでございます。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  私といたしましたら、今、部長の言われた市の対応というんですか、その辺はもう支持させていただきます。ただ、現政権が意に反して我々の望むような方向とは違う画一的な基準を設定されてきた場合、市として独自に地域の特性を生かしたような作物を推奨される等、そういった行動をとられますか。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。 ○産業振興部長半田泰士君)  基本的には農業政策そのものはやはり国の私は責任であると、こういうふうに考えております。しかし、地域のやはりそういう一つの特産物の振興の意欲を高めていくということの中では、国の政策にオンするようなものが財源的に可能であれば、そういった方向の視野も持って全体の今後の水田ビジョン等も見直していくとか、こういった努力は必要であろうと、こういうふうに考えているところでございます。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  そういう方向もそうなんですけれども、やっぱり伊賀市独自の政策も必要かと思いますので、できるだけ意に反した場合であっても、伊賀市の適作を推奨するような方向をぜひともとっていただきたいと思います。  2番目の項目に移らせてもらいます。地産地消の推進についてであります。今、安全・安心な伊賀産の農畜産林産物を伊賀市民に供給し、フードマイレージを短縮することによって、環境に優しい、また食育の普及とともに健康に寄与するものでもあり、生産者、消費者、行政、商工業者等のそれぞれの役割分担、使命があるわけでありますけれども、ここでお聞きさせていただきたいのは、地産地消を推進する上で行政の最大の役割というのは何なんですか、お尋ねさせてもらいます。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。 ○産業振興部長半田泰士君)  もう端的に申し上げまして、行政の役割は、その域内の地産消費環境をコーディネートすると、こういうことだろうと思っております。
    ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  そういうコーディネートをしていただくためには、まず第1に地域食料自給率の向上を図るということでございます。それには何があるかというと、やっぱり地産地消推進のための啓発活動、あるいは家庭とか公共施設、飲食店、ホテル、宿泊施設等での地場農産物の利用促進を図っていただくということ、あとは消費者ニーズに対応した農産物の生産振興あるいは安全・安心な農産物の供給促進を図っていただくと。  それと第2に、健全な食生活の実現を図るということで、先刻も私、食育の推進ということも申し上げましたように、食育の推進とか食文化の伝承、こういったものの行政のかかわりというのが一番大変大事になってこようかと思いますし、あとは第3には、農村地域の活性化を図るということで、都市との交流等も図っていただくと。  これは今グリーンツーリズムの推進ということで、市の農林の方もかかわっていただいてるかと思うんですけれども、それと何よりも、こういった体系的、かなり広範囲に及ぶ政策を総合的に推進計画を立てていただいて、そんな中で事業を展開していただくためにも、地産地消推進計画というのが大変大事になってこようかと思います。  この点は、熱心な自治体、すぐれた先進的自治体では既に推進計画を立てられて、事業の実施に向かっておられます。こういった地産地消推進計画をぜひともお立ていただいて、今申し上げたさまざまな分野にわたる事業を実施していただいて、地産地消の推進にぜひとも頑張っていただきたいなというふうに思います。この点について、いかがですか。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。 ○産業振興部長半田泰士君)  自給率の向上というような面で、伊賀地域の地域自給率というのは78パーセントぐらいあるというのは昔も申し上げたんですけども、さらにそういったものを高めていくということが大変大事なことだと思っております。今現在、三重県では、昨年の6月に三重県食の安全・安心の確保に関する条例というのを制定いただいてるわけでございます。関係機関が連携をとり合って県民の食の安全・安心を確保するための取り組みを総合的に展開していくというふうなことでございまして、伊賀市の方向性といたしましても、県条例の効果的な活用、運用を視野におきまして食育の方向性を明らかにしながら、地産地消を推進していくという考え方でおるわけでございます。  いろんな分野で、例えば健康福祉部の方でも食育推進計画の策定等にも取り組んでいただいてやにお聞きをしておりますし、また先ほど来、案で示されておる次世代育成支援対策地域行動計画ですか、この後期計画等の案におきましても、施策の方向性につきましても食育の推進等も掲げていただいておるということでございますから、我々といたしましても、所管部局が連携いたしまして、こういったことの取り組みを進めていきたいというふうに考えております。ただ、今現在の状況では、食の安全・安心の推進とか地産地消にかかわる条例の制定につきましては、さきに申し上げました県条例等がございますし、現段階では市としての検討段階にはまだ至っていないというのが現状でございます。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  県はそうでありますし、市も、条例化あるいは条例がなくても地産地消の推進計画というのは立てられてる自治体もございますし、ぜひとも推進計画も私は立てていってもらいたいなということで、この点については要望ということで申し上げておきます。  次に、獣害対策についてでございます。国の事業仕分けでも、獣害対策事業は地方の判断に任せるということで、地方へ移管というふうな結果になっております。この点で今、地域の獣害対策協議会の中で、いろんなハード事業等も計画され、来年度には国が50パーセント、市が35パーセント出すという中で、これは獣害対策をかなりの程度防止されるというふうな期待で私ども待っていたわけなんですけれども、今、仕分けでは、地方の判断に任せるという内容でございますし、その中身についてもまだまだわからない点もございます。だから、この点、やっぱり我々としては、本当に財源も伴って地方の判断に任せるということであればいいんですけれども、地方は自分らのことやから、財源は自分たちで手当てしなさいということであれば、かなり高額な事業費も要ることでありますし、大変我々としては不安に思っております。この点どういうふうになるか、まだまだそれぞれわからない点も多いかとは思うんですけれども、ちょっと簡潔に、どういうふうになるか、行方を教えていただけますか。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。 ○産業振興部長半田泰士君)  行方は非常にわからないわけでございまして、基本的に私どもの方としましては、その市町村に任すとおっしゃる意味の中には、当然財源の裏づけをどうしていただけるんやろうと、これが大変興味を持ってる部分でございますから、やっぱり国の支援が切られるということになりますと、事業の継続が非常に厳しい状態になります。もう端的に申しますと、市の単費だとか、こんなんでは、とても今日取り組んでいますハード事業の整備については今後非常に不安になります。ですから、事業の継続もしくはそういう大胆な財源移譲というものを強く要望もいたしてまいりたいと思いますし、それと、従来市の単費でも電柵の部分とかいう部分については、今まだ継続もいたしておりますけども、それよりもやはり地域の皆さん方の大変市民ニーズの高い部分での、これはソフト事業も含めてでございますけども、そういった分につきましても、今後とも国の支援が切られてしまう、全然財源が入ってこないというふうな事態にはならないように、考え方を地域の考え方で、いわゆる地域の実情に合わせて国は金をやるから頑張りなさいと、こういう方向になってくれたら一番ありがたいということで、当然その旨を国の方へも要望もしてまいりたいと、こういうところでございます。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  事業の継続並びに大幅な、もし地方へ移管となった場合は、大幅な財源の移譲も含めた要望をぜひとも強くしていただきたいというふうにお願いしておきます。  次に、防災・災害対策、先ほど同僚議員が午前中にもお聞きさせていただいた台風18号関連では、これは小田地内では大変な人為ミスが発生しております。この点については、木津川上流工事事務所もミスを認められて、補償も誠意を持って対応するというふうな回答もいただいてるそうでございますので、私としては、この場合の伊賀市内の危機管理体制、これは関係機関、県も国のそういった地方の機関もございます。そういった各機関相互の連絡体制をぜひとも密にしていただき、こういった人為的な災害が起きないように、ぜひともお願いしたいと思うんですけれども、この点でひとつその辺の一元的な緊急連絡体制は今どういうふうになってるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  危機管理監。             (総合危機管理室危機管理監 松山宗達君登壇) ○総合危機管理室危機管理監松山宗達君)  本城議員さんの方から、危機管理体制で連絡体制がどうなってるのかということをお尋ねでございます。  災害時の連絡体制としましては、県と市の間で通常の電話回線に加えまして県防災行政無線等によって連絡体制を確保してございます。今回の河川でございますが、木津川などの主要河川の洪水予報等につきましては、伊賀建設事務所の方から市の方へ伝達されるということで密にとっておられます。あと逆に市内の災害が発生しました状況の報告につきましては、市の方で集約しまして、伊賀建設事務所、県民センターを通じまして県庁、それから総務省の消防庁の方へ報告するということで、そういう体制になっております。  先ほどもちょっと触れられました小田地区の浸水の件でございますが、毎年出水期を迎える5月に木津川上流河川事務所との間で情報伝達訓練ということで実施しておりますが、このたびの先ほど議員さんの話でございますが、小田地区の浸水原因につきましては、木津川河川上流事務所の排水ポンプの操作おくれということが原因と聞いております。今後も、防災計画に基づきまして関係機関との連絡体制の強化を密に図り、情報共有を徹底したいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  今ちょっとお聞きしましたら、木津川流域のその辺の情報は伊賀建設事務所、県を通して入ってくるわけですね。直接木津川上流工事事務所で、小田にある遊水地の管理事務所がありますよね、あそこからは直接入ってこないんですか。 ○議長(坂井 悟君)  危機管理監。 ○総合危機管理室危機管理監松山宗達君)  今、河川には国管理、県管理がございますのやけども、私の聞いてる範囲では、県の設計事務所の方から入ってくると聞いておりますが。 ○11番(本城善昭君)  ああ、そうですか。 ○議長(坂井 悟君)  消防長。             (消防長 東 庸介君登壇) ○消防長(東 庸介君)  私どもが木津川工事事務所の方から樋門の管理を委託を受けております。それにつきましては、木津川の工事事務所の方から、ある一定の水位が上がった場合に警報が鳴ります。警報が鳴った時点で、うちの方に消防団に対して待機してくださいとか警戒に入ってくださいとか、そういった指示が直接木津川工事事務所の方から私どもの方へ入るよなシステムになっております。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  消防長が今言われた件は大戸川の件ですね。豊国産業のあるあそこ、大戸川、あの部分の樋門の操作だけですね。(「すべてです」と呼ぶ者あり)すべて、わかりました。もうそれで結構です。私は、それぞれ県管理あるいは国管理の河川がありますよね。だから、それぞれから連絡体制というか、入ってくるのかなと思ったんですけれども、だから、そういうちょっと県を通してだったら一つ回路が余計にふえてくるので、直ちにその辺の連絡体制が、本当に緊急の対応がそれでいいのかなというふうに思いましたので、その辺は連絡体制を強化していただき、そういった災害のないようにお願いしたいと思います。  次に、同じくさきの18号関係で、もちろんこれは青山の高尾地内の集中豪雨の結果、木津川が逆流して新居地区とか三田地区の遊水地以外でもかなりの浸水被害、冠水被害がございました。この原因というのは、服部川の右岸、伊賀上野大橋の下流約300メーターぐらいにあるかと思うんですけれども、流域の消火栓が流入する関係で堤防が一応切れてます、本線堤防が切れたような状態になっております。これは霞堤というんですけれども、その改修についても前々回私申し上げたと思うんですけれども、この点について地元の自治会の方からも木津川上流工事事務所に要望もさせていただいていると思いますけれども、ぜひともこの辺の遊水地以外の浸水区域についての災害の予防のためにも反対側の小田地内のエクセディの裏側にある樋門整備、あるいはポンプアップのそういった施設、これは大変参考になるかと思うんですけれども、この辺の設置の要望も出させていただいてますけれども、その辺の見通しですね。  どのように木津上から回答になってるのか教えていただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。             (建設部長 中森 寛君登壇) ○建設部長(中森 寛君)  お答えをいたしたいと思います。  服部川の右岸の霞堤の改修の予定ということでございます。今、議員おっしゃっていただきましたように、台風の18号におきましても浸水被害、それ以前にも昭和28年とか、あるいは34年、36年といったことで浸水の被害を受けてございます。  今回この台風18号の被害を受けました関係もございまして、去る11月の20日に、市も同席をしたわけなんですが、地域の関係の区長様が木津川上流河川事務所の方に直接要望していただきました。この霞堤をふさぐ件につきましては、来年度から具体的な検討を行いまして、実施時期については、河道の掘削時期等々いろいろ調整をしたいということで聞かせていただいてます。いずれにいたしましても、市といたしましては早期に実施できるように要望してまいりたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  今、部長の方からまだ時期の方は明示はしてもらってないんですね。国の管轄の工事でもございますし、今、公共事業予算が削られるような運命にもあるかと思うんですけれども、できるだけ市の方から強く要望していただき、冠水被害のないようにぜひともお願いしていただきたいというふうにお願いしておきます。  最後の項目に入らせてもらいます。  公共施設の整備として、下水道整備についてでございます。今、下水道が整備されているか否かは、合併後に残された、地域間に残された最大の生活環境面における格差であろうかと思います。上水道の一元化というのは今もう図られようとしております。合併後の上野処理区下水道整備の格差是正というのはまだ図られていませんので、6月議会でもお聞きさせていただきましたが、その後の進捗状況、どういうふうになってますか。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  上野処理区のその後の6月以降の進捗状況というお尋ねでございます。6月の議会のときにもお答えを申し上げたわけなんですが、現在策定中の伊賀市の都市マスタープランにおきまして、その市街地区域の線引きとかの方向を踏まえまして平成22年度に生活排水処理整備計画の一部を見直しするということで、現在、地域の実情に合った整備手法を検討してまいりたいということでお答えをさせていただいたところでございまして、6月以降、まことに申しわけありませんが、この計画待ちということになってございますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  そうすると下水道、生活排水処理整備計画の見直しが22年度中に行われるということも先刻聞かせていただいてます。その中で、一部の見直しというのが都市マスタープランの見直しというんですか、にもかかわってくると、きのうも申し上げましたように、やっぱり時期が徐々にだんだんずれてきたら処理計画自体が、処理場の建設計画自体もだんだん延びていくことにもなりかねません。それと、今、生活排水処理整備計画の見直しが22年度中に行われると、その中で、都市マスタープランとも関係するんですけれども、その見直しの中に、前回触れられました、これは調整区域内で人口1万人以下ですか、での特定環境保全公共下水道ということも触れられました。  この辺の実現の見込み、これは上野処理区、大変大きな処理区でありますので、その辺の分区をあのとき言及されたかと思うんですけれども、分区、処理区を分けることに関連して特定環境保全公共下水道の手法は、もちろん都市マスタープランとも関係するんですけれども、その辺、調整区域になればこの辺が可能になるのかどうか、また北部地域は市街化区域と市街化調整区域の混在する地域でもございます。だから、その点も踏まえていただいて、特定環境保全公共下水道が採用されるものかどうか、その辺の見通しを、済みませんけど、簡単におっしゃっていただければと思います。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  特定環境保全公共下水道事業でございます。これにつきましては、市街化区域以外の区域で処理対象人口がおおむね1万人未満の地域に適用されるという事業でございます。この事業、整備手法の一つという考えを持っておりますので、現在まで、先ほど議員おっしゃっていただきましたように、分けるとかいった、そういったとこまで至っておりませんので、申しわけございませんが、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  本城善昭君。 ○11番(本城善昭君)  でも、あのときは分区も言われたように思いますけれど、もう一遍ちょっと議事録を見させていただきます。  最後の病院施設等の整備について。  今、もちろん検討委員会もそうですし、議員の問題研究会も当然、それと昨日の同僚議員からも時期を明示した高規格の病院建設についても質問をされました。私は今、本当に喫緊の課題として、医師不足を解消する手だてとして、今、名張は24名ございます。24名医者がいらっしゃいます。それと名張も、上野市民病院もそうなんですけれども、臨床研修医の協力指定病院にもなっております。この前、両院長からお聞きしたところによりますと、名張では来春の4月から3名の研修医に来ていただくということでございまして、24プラス3名ですから27名体制というふうな医師の充実というのが図られようとしております。我が上野市民病院も協力型の臨床研修指定病院にもなっております。特に村山院長は肝臓の内科に関しては日本でも有数の名医というふうに言われております。この方を指導医にして研修医を受け入れるというふうな手だてを私はぜひとも考えていただきたいなと思います。この点についてはもちろん市長も副市長も通常の勤務医を他県まで出向かれて招致に向けて奔走されているというふうにも伺っておりますけれども、私としては、例えばホームページ見ますと、研修医を募集する場合、例えば3年間、当方の病院に研修医として来てもらう場合は研修終了後、米国で例えば半年とか1年の実習、研修をというふうな条件で募集されてるところもございます。先刻の両院長と我々の意見交換会でも、お金で来ていただくよりも、お金よりも研修医というのは勉強をしたいがために来られるんだから、こういった研修医の研修を条件として募集するのは大変いいことやというふうに支持されました。この点について、もちろん給料のベースアップも当然必要やと思います。  やっぱりこれ勤務条件にかかわることでございますので、これとは別に研修医の呼ぶ手だて、この辺何かお考えでしたらお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  病院事務長。 ○11番(本城善昭君)  野口さん、時間の範囲内で……。             (市民病院事務長 野口英敏君登壇) ○市民病院事務長(野口英敏君)  研修医といいますか、新人医師になってくるんですけど、私ども、三重大学の協力病院ということで、平成19年11月8日付で厚生労働省から臨床研修病院指定所というのをいただいております。基幹型臨床研修病院と協力型ということでツーパターンあるんですけど、協力型病院ということで、協力型病院というのは、一つの病院群で三重大学と協力して三重大学での研修機関と私どもの協力機関という形で来年、大学……。 ○議長(坂井 悟君)  以上をもちまして……。 ○11番(本城善昭君)  ありがとうございました。またぜひとも研修医を呼ぶような手だてをお願いしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(坂井 悟君)  渡久山カナエ君。
    ○15番(渡久山カナエ君)  獣害対策につきまして関連質問をさせていただきます。  昨年6月から獣害対策協議会立ち上げていただいて、各地区におきましても精力的に活動していただいてることはきのうの同僚議員の質問でもお答えいただきまして、本当に頑張っていただいてるなというふうに思っております。そこで、私からは1点、ある市民の方からの提案ということを申し上げたいと思います。獣害の中でも猿のことですけれども、観光とのコラボの中で、見ていただく猿というのを目指してはどうかという提案をされました。やっぱりその方自体も猿の被害というのを大変受けておられて、私のところに相談に来ていただいたんですけれども、そうした伊賀というところは猿はたくさんいるんですけれども、例えばさるびの温泉なんかは猿にゆかりの深い芭蕉さんの句、「初しぐれ猿も小みのを欲しげなり」という、そういう句をもとにつくられたネーミングがさるびの温泉であるというふうに聞かせていただいております。そうしたところで、観光を目的に来てくださった、またおふろに入りにいろんなところから来てくださっている方に猿を見ていただくということをどうですかということをおっしゃいました。先日も新聞でも読ませてもらったんですけど、函館で猿が温泉につかっているという、これ冬の風物詩ということで載ってたんですけれども、そういったことで、捕獲した猿を見ていただく、またそれだけでは抜本的に猿の数を減らすということはできないので、その雄猿に去勢を施すということで繁殖を防ぐということをお話しされました。そういった意味では、抜本的にやっぱり数を減らしていくという、かといって殺処分ができるかというと、それは猟友会の方も難しいんですよねということを私は聞かせていただいております。こういったことを聞いてきたんですけれども、その辺、今ずっと地域の中でこういうことをいろいろ考えてはいただいているんですけれども、市としてどういうお考えでおられるか教えてください。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。 ○産業振興部長半田泰士君)  獣害対策の中でも猿の問題はなかなか頭の痛い問題でございますんですけど、今、函館市の例で観光に猿を活用しているというようなお話でございましたが、こういうお話は従来からもいろいろご提案もちょうだいしてきてるわけでございますけども、先日もほかのとこでちょっと見てたら、米子の湊山公園の猿の話とか出てました。非常に裁判ざたになった話とか、これは動物愛護団体との関係ですわ、その去勢とかいろんな話の中で。これにつきましても、これは実は県の方もそういう鳥獣保護の関係でいわゆる固体管理計画というのを本来つくっていただいてるんですけど、県はシカの分だけしかまだできておりません。猿はまだ至ってないところでございますけども、県の方の担当の方ともいろいろこういう話はよくするんですけど、その中で理論的には可能な話なんですけど、現実的には例えば群れを去勢をしていくとかいうことにつきましても去勢の費用が相当高くつく、それと避妊薬を飲ますについてもそう口で言うほど簡単にはいかないとか、いろんな現実面がございます。結論としては、今のところは、はっきり申し上げて無理やねえというのが結論なんです。結論でございます。  猟友会の方でも捕獲を進めていただいておるわけでございますし、基本的には地域でえさ場をつくらない、それからえづけはさせないということを基本にやっぱり追い払うと、地域こぞって追い払っていくということが一番いいかなと、寄せつけないということでいきたいと思います。  今後、アライグマの対策のこともございますし、ソフト的なその要素での対策は次期の対策においてもやっぱり考察を進めていければと、こういうふうに思いますし、せっかくのご提案でございますので、やっぱりそれは勉強もしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(坂井 悟君)  渡久山カナエ君。 ○15番(渡久山カナエ君)  私も獣医さんの先生にこのことをお聞きさせていただいたときに、雌猿というのは、これは難しいんだということをおっしゃいました、避妊の手術というのは。ですけれども、雄猿の方だったら去勢の方はできますと。ただ、やっぱり今、部長おっしゃったように、そういう麻酔をかけて、やっぱりそういう部分というのもしていただかないといけないしねということもおっしゃってました。ですので、難しいこともよくよくわかりつつこれは質問しているわけでございます。やっぱり今、現実に猿の被害というのは、農作物だけではなくて、もう既に家の中まで入り込んでるというのも、これはもう皆さん聞かれてることだと思います。ましてや屋根に上ってかわらまで外してしまう、そういう被害を受けておられるおうちもたくさんあるわけですね。そのかわらがもし下に人がいてて落ちてきたときにじゃあどうなるんやろなと思ったときに、これはもう本当に田んぼや畑だけの問題ではなくて、ですので地域で一生懸命頑張っていただいてるということはもうよくよくわかってることなんですね。ですので、数をまず減らすという、もちろん愛護団体のこともわかります。ですけれども、どうやったら数を減らせるんかなということをそれぞれの地域でも、またこうやって協議会の中ででもしっかりと討議していただきたいと思いますし、また先ほどから言っていただいてますように、総合対策事業が事業仕分けの中で地方移管になったということで、それを手をこまねいているわけではなくて、市長も抗議していただいてますし、ですのでこういうことをやっぱり国でしっかりと取り組んでいただくように、これも要望もしていただきたいと思いますし、その中でいろんなことをコラボしながら被害を減らしていくということをやっぱり考えていっていただきたい。一つの方法としてご提案させていただきました。以上です。 ○議長(坂井 悟君)  生中正嗣君。 ○1番(生中正嗣君)  ただいまの本城議員の4番目の防災災害対策について、特に木津川流域の整備促進について関連質問をさせていただきたいと思います。  実は今、いろんな同僚議員から、青山地域、さらには小田地域、いろんな今回大きな災害がありました。その中で、実は先ほど同僚議員の質問の中で樋門の関係がございました。実は私が住んでおります岩倉地区の岩倉大橋のたもとに岩倉樋門がございます。これは当然、国の管轄でございますので、木津川工事事務所が管轄をしていると、そしてそれを先ほど消防長がおっしゃられたように消防団に管理をお願いしてるということは十分承知をいたしております。今回あれだけの水害が起こりました。水害というか、水が出ました。私が小さいときは間違いなく我が岩倉も数十軒は水についていただろうと思いますが、遊水事業によりまして難を逃れたわけでございますが、その樋門を今回閉めていただきました。そこまではいいんですけども、それが当然、内水がございまして、実は数件の畑がつかりました。これは別に大根の苗とかホウレンソウの苗で問題はないんですけれども、これが時間がたちますと当然、岩倉のバス停の近くは低いわけですから、考えますと、10数軒、さらには40軒くらいつかるおそれもあります。  私は何を申し上げたいかといいますと、過去20年、30年前の地区要望、さらには住民自治協議会の要望を見せていただいても、地域から要望させていただきました、内水対策についてお願いしますと。その市の回答はすべて国、県に要望します、これだけなんです。ということは、20数年間、大方30年間、何もなかったから問題がなかったものの、これが国の、まあ言うたら内水対策、国のことやと思っておったわけです。実は11月19日に木津川工事事務所、名張の方と市の建設部の方と、そして我が区長と、旧の前に自治会やられた方と寄って、私も入れさせてもらいまして話をしました。そしたら、樋門は確かに木津川ですが、中の内水については市の管轄やと、そういうことになったわけです。今までの30数年間、20数年間の要望は何やったんやと、私はそれを強く思ったわけでございますので、どうぞ早急にそこら辺はきちっと建設部もやられるということは言っておりますけれども、ひとつ今の私の質問についてご答弁をお願いいたしたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。 ○建設部長(中森 寛君)  議員、私どもの方にお見えになっていろいろ話をさせていただきました。私も今、議員おっしゃっていただきましたように、すべて国ということで考えておりました。  ただ、11月の19日の協議の中で内水対策については市のということで言われました。今後、ポンプ等を、国ではそのポンプも貸し出しとかいった部分についてもオーケーというようなことも聞かされておりますので、国と私どもと一度協議をさせていただいて、また地元を含めまして協議させてもらって対策を講じてまいりたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  生中正嗣君。 ○1番(生中正嗣君)  どうもありがとうございます。ただ、先ほど部長言われましたように、そのポンプを貸し出していただく、何か運ぶ移動式だそうでございますが、それを借りたときにそしたらだれが操作するんやと、そんな問題もあろうかと思いますので、どうぞ被害のないまでに抜本的な処理といいますかお願いをいたしまして、質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(坂井 悟君)  これをもって本城善昭君の質問を終了いたします。  会議の途中ではございますが、10分間休憩をいたします。             (午後 2時22分 休憩)             ─────────────             (午後 2時32分 再開) ○議長(坂井 悟君)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。  続いて、質問順位第17番 奥邦雄君の質問を許可します。  奥邦雄君。             (19番 奥 邦雄君登壇) ○19番(奥 邦雄君)  失礼いたします。ただいま議長さんより許可をいただきましたので、一般質問を始めたいと存じます。4日目、最終日、最後でございます。行政の皆様、大変お疲れのことと存じますが、少しの間、おつき合いのほどお願い申し上げます。  それでは、通告順に従いまして一般質問を始めたいと存じます。  まず、伊賀市立上野総合市民病院について、2番、若年層人材の域外流出防止施策について、3番、食の安全・安心について、4番、国際交流で伊賀米の販路を、5番、県道上友田円徳院線の改良工事と進捗状況についてお尋ねをしたいと存じます。  まず、伊賀市立上野総合市民病院の改革プランについてでございます。  安全・安心なまちづくりの大きなかなめの一つとして、地域医療の中核となって地域医療を支えてきた全国の公立病院、140余りあるわけでございますが、多くが慢性的な赤字を抱えているに至っております。伊賀市の市民病院は昭和53年に上野市立総合市民病院として移転新築され、平成6年まで16年間黒字経営を続けていただいてまいりました。平成7年の西病棟の改築・新築工事に伴いましてから13年まで延べ13億円の赤字を計上され、14年から17年まで平均して1年1億円の黒字経営で、17年まで9億円余りの黒字計上に減ってまいっております。その後、18年に1億8,000万円、19年に2億6,000万円、20年、ことしの9月の決算委員会で認可させていただきました4億3,000万円、トータルして18億6,000万円の赤字となっております。主なものは、医療制度の改定、新臨床研修制度の制定によるものと言われております。そんな中で、お医者さんが地域に来なくなったというのが大きな原因の一つと言われております。  総務省は平成18年の10月に地域の自治体病院の改革プランの要請が出されております。また、20年1月には伊賀市の病院医療改革体制のマスタープランが出されておりまして、またそして今年3月に伊賀市民病院の改革プランが提出されておるところでございます。その改革プランには、診療報酬の請求の積極的な増収を目指して、平成26年を黒字経営を目標設定いたしました要綱によりまして改革プランの目的をということで出されておるところでございます。現状は大変厳しい状況だと思います。  まず、このご所見についてお尋ねをさせていただきまして、壇上での質問を終わらせていただきたいと思います。引き続き自席での質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  市民病院事務長。             (市民病院事務長 野口英敏君登壇) ○市民病院事務長(野口英敏君)  失礼します。  改革プランの中で積極的な増収策という形で、その取り組みはということでお尋ねをいただきました。計画自体は3カ年で黒字達成ということで総務省の提案あったんですが、当院からは3カ年では赤字であると、単年度の黒字はできないという内容で送らせていただいております。積極的な増収策といたしましては、入院基本料の引き上げといいますか、今現在、13対1から10対1に引き上げるということで、これは入院の基本料、点数にかかわってくるんですけども、202点、点数言ってあれなんですけども、大体今の入院患者からしていきますと、年間の医療収入で大体6,000万から7,000万という形で計算もさせていただいてるんですが、8月に入院基本料の引き上げをさせていただきました。13対1から10対1に引き上げさせていただきました。それで、7月と8月と比較させていただきますと、診療収入としては約500万の増となっております。ただ、これは入院患者さんの数にもよってきますので単純計算ではいきませんが、経営改善の一つとしては大きな取り組みがとれたかなと思ってるんですが、これにつきましても、看護師さんの病棟での配置というか勤務時間数にかかわってきますので、これからも引き続き看護師さんの確保に努めていきたいところなんですが、そういったことで大体500万の増収になったという形で調定というか、入っております。  そしてあとは、診療力管理体制加算という形で、これICD−10いいまして、病との統一ということなんですが、今、医事システムを更新しておりますので、来年4月からはこの診療力管理体制加算というのも一つの増収策という形で上がってくるかと思います。金額的には70万とかそんな形になるんですけども、これにつきましては入院患者さんの初日の点数によって加算されるものでございます。それから、外来化学療法加算といいまして、がん患者さんが最近ちょっとふえてこられてるんですけどもこれにつきましても、施設基準といいまして、1カ所ですることが一つの条件となっておりますので、その1カ所、今の診療科の体制でいきますとどこかつぶしていかなとかいろんな条件が出てくるんですけども、これにつきましても整備については院内の管理者会議等でも絶えず検討課題として上がっておりますので、こういった整備を進めさせていただきたいと思っております。  そういった形で、少しでも経営改善につながるような形で取り組んでいきたいと思いますが、26年に一つの黒字といいますのは、医師がふえてくるであろうというか、予測でえらい申しわけないんですが、そういったことで何とか今の赤字額よりは減らしていきたいと、このように考えております。  先ほども、医師確保についてはただ待ってるだけではあきませんので、いわゆる臨床研修医といいますか、入ってきていただきますように、そういったプログラムを三重大学と協力しながら大学さんの方で一つのプログラムを作成いただきまして、2年間研修期間があるんですけども、そのうちの16カ月はこちらの病院で、あと残り8カ月は三重大学の病院と、そういったプログラムもあるようなんですけども、そのためにも、ただ来てもらったら今度は研修指導医が必要となってきますので、今、指導医は、昨年も外科の先生、行っていただきました。金土日と2泊3日でかなり厳しいスケジュールのようなんですけども、ことしにつきましては1月と3月、院長も研修指導医という形で行っていただくことになってるんです。できるだけ多くの医師がそういう研修指導医を受けていただいて、そういった体制づくりをしていけば少しでも医師、研修医が来ていただきやすいような環境づくりができるかなと、このように考えております。以上です。 ○議長(坂井 悟君)  奥邦雄君。 ○19番(奥 邦雄君)  ありがとうございます。今お答えいただきましたが、大変状況としては厳しい状況でございます。  そんな中で、三重県の公立病院、17あるわけでございます。その中で健診センターまで持った総合病院というのは伊賀市だけでございまして、設備からいうたら整うた方やなというふうに考えております。そんな中で、医師不足、ドクター不足が本当の大きな原因でございますが、その中で、この間もテレビでちょっと見ておりましたら、岩手県の遠野市総合病院がお医者さんが3人も4人も不足ということで、全国へインターネットで募集をして、そのインターネットの中に、住宅と、それから農園をつくるということでしたところ、お医者さんが来ていただいて、医師不足、ドクター不足を解消できたという例がございます。この遠野市というのは岩手県の花巻と、それから釜石市の間にある標高300メーター、500メーターの田舎の町で人口が3万、そして面積が伊賀市の1.5倍、800キロ平方メートルの本当のほんまの田舎の町でございます。そんなところでもやはり全国、お医者さん、数多くおいでる中で募集したら来たということで、特に東北地方のほんまの田舎の町へ来たということでございます。そういうような情報もあるわけでございまして、行政の担当者の方、何としてもやっぱりドクターの先生の誘致というんか、お願いしていただく方法もあろうかと思いますねんけども、今までから骨折りというんかご足労いただいてると思いますが、その点についてちょっと市長さんのご足労をいただけたらと思いますねんけども。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  自治体病院の、特に私どもの上野総合市民病院の医師が全国平均からも、あるいは私どもの上野総合市民病院のこれまでの状況からすると非常に医師が不足しておるということはもう皆さん方承知をいただいておるとおりでございます。今、医師の補充について何とか市として頑張っていきたいということで、いろんな取り組みをいたしております。特に副市長あるいは担当部長、そして病院の事務長ということで、連日のように走り回っております。いろんなお願いの仕方があるわけですが、現在の上野の市民病院でお働きをいただいておるお医者さんと今度新しくお願いするお医者さんとの処遇の問題もございまして、必ずしも好条件を出してでも医者をお願いするということになりますと、現在の市民病院のお医者さんの皆さん方の意欲にも、あるいは場合によってはこのままではもたないというふうなことにもなりかねません。その辺のところも十分考えながら手段についてはいろいろと検討させていただいて、何とか今のとりあえず輪番制を欠かせないように対応策を講じてまいりたいということで今、努力をいたしておるところでございますので、ご理解を賜りたいなと、こんなふうに思わせてもらいます。 ○議長(坂井 悟君)  奥邦雄君。 ○19番(奥 邦雄君)  本当にありがとうございました。  大変この病院経営につきまして、医療、病院につきまして同僚の6名の議員さんからいろいろと質問されたわけでございまして、バッティングせんようにという思いで質問させていただいたわけでございますが、この病院経営については大変厳しいものばかりでございます。今、市長さんの方からやはり今までからおいでるお医者さん、それから新しいお医者さんとのコミュニティーと申しますか、が大変難しいという、お越しをいただいたところでございますが、何としても伊賀市の自治体病院としての役割というんか、医療制度の改革等含めて、やはり市民の皆さんの安心・安全に、元気よく生きていただくためには、やはり安心していただく方法としてそれしかないかなという思いで私は質問をさせていただいておるわけでございます。  また、第一次・第二次救急医療、それから第三次医療が三重大の大学病院へ依頼するということにもなっております。そんな中で、やはり伊賀市内、奈良県の医師会と協力して補てんする、名張と・・・するということになっておりますが、東北、我々の方は滋賀県の方、滋賀大とか甲賀病院とかいうのも近うございます。そうしたことも含めたやはり今後の対応もひとつお願いをしておきたい、要望しておきたいと思います。  医療問題についてはこの辺に、簡単でございますが、しておきまして、次の2の項に移らせていただきたいと存じます。今年は景気、金融危機から大変厳しい状況の暮れを迎えております。次の若年層の人材の域外流出防止施策についてを質問させていただきたいと存じます。  定住環境の整備と進捗状況はということで、合併して5年がたちました。住民自治基本条例のもと総合計画が、そして地域活性化計画が策定され、産業の持つ多面的な効用と豊かな地域資源を生かして共生を図りながら、地域の持つ地域力を高め、総合的な地域活性化を図って、持続可能で自立した伊賀経済圏を創造し、市民がいつまでも住み続けたいと思える魅力あふれる定住環境の形成と活性化計画には大きくうたわれておるところでございます。これを制定して1期5年間の半期が経過いたしました。  この金融不景気からも雇用対策を含めて大変厳しい状況になっております。その取り組みと進捗状況について、まずお伺いをしておきたいと存じます。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。             (産業振興部長 半田泰士君登壇) ○産業振興部長半田泰士君)  若年層の人材の域外流出防止策というふうなことから、今まず定住環境の整備と進捗状況についてお尋ねをいただいたわけでございます。特に伊賀市の中で総合計画等にも基づきまして、特に我が方、産業振興部の方では地域活性化計画を運用を進めているところでございます。ご存じのように、6つの基本方針を掲げまして、その一つとしていわゆる定住環境の整備をうたっているところでございます。特に生活全般に係る定住環境の整備ということでは、産業振興部門ばかりじゃなしに伊賀市の全体的な、総合的な地域づくり、まちづくり、そういったものが機能してきて定住環境が整備されていくものと、こういうふうに考えるわけでございますけども、特に先ほど11月27日に実は地域活性化推進会議、庁内会議でございますけども、それぞれの部局でどれぐらいこの活性化計画に基づく計画が推進されたかということを調査いたしまして庁内会議をやらせていただいたところです。その中で、細かい目標項目はたくさんございますけど、全体で31目標指標のうち達成率では89パーセントというふうな数字が出てるところでございます。何かにつきましても、衣食住の問題、子育て環境の問題、キャリア教育の問題、それからコミュニティー環境とか、それからいわゆる家族構成の問題とか、いろんな要素によってやはり域外流出が防止できるのかなと、こういうふうに思ったりしとるところでございます。 ○議長(坂井 悟君)  奥邦雄君。 ○19番(奥 邦雄君)  ありがとうございました。  合併してから特に地域は本当に若い人がどんどんと出ていって、中心市街地もこの間ちょっと同僚議員から質問ございましたけれども、地域はもう一つ過疎が進んでおります。そして、学校の統合等含めて、子供さんがいやへんでということで学校の統合の話も出てまいっておりますが、そんな中で地域が元気で次の世代へ移していくのにはどうしたらよいか、地域の住民自治協議会等でいろいろと議論しながら、お話ししながら地域が元気を出す方法を考えておるわけでございますが、大変厳しい状況であるということでございます。そんな思いで今、地域活性化条例を出して質問させていただいたところでございますが、これから地域が輝くまちづくりということで、産業振興部長の方からその取り組みをお話しいただいたわけでございますが、ことしは特に高校生、次の担い手の就職が大変厳しいということで、ハローワークから聞かせていただいております。伊賀市内で今まで、去年の求人企業の今年は半分、2分の1ぐらいしかないということでございます。今大体内定してるのは高校卒業生で伊賀管内で半分、50パーセント余りということで、12月1日をめどにしたやつがまだ少し出てきてないということでございますが、そんな中で地域に残っていただくという方策として厚生労働省も福祉の、そして介護の免許を取ってもらうようにということでハローワークにも通達があったということで聞かせていただいておりますが、これから地域を担う人、そしてちょうど今こんな状況のときには地域へとまっていただく方策として行政が持つ機能を使いながらするのは一番今チャンスかなというように私は考えております。今までの職人さんと言われる大工さんとか左官屋さんとか植木屋さんとかいろんな職業があるけど、高齢化が進んで担い手も減ってきております。また、特に私の管轄します農業の担い手もどんどんと減った中で担い手がないという状況が続いておるわけでございます。そんな支援策として職業訓練所というのがハローワークの中にあって、技術の習得する、リフトとか、それから特殊自動車の免許とかいうのもあるわけでございますが、そうした中で行政が努めていただく・・・・・・・伺いたいなと思っておりますので、どうぞひとつよろしくお願い申し上げます。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。 ○産業振興部長半田泰士君)  いわゆる産業界全般にわたります人材育成というふうなことで我々は取り組まなければならないと考えているところでございます。確かに地域にいろんな伝統的な産業のたくみの皆さん方、たくさんおられるわけでございます。そういった方々の後継者問題とか技術を次の世代にいかに継承していくかというふうな問題、これは大変重要な部分でもございます。伊賀市の方で、いわゆる伝統的な建築からいきますと阿山の建築の専門学校といいますか、そうしたものもたしか四十九の方にもございましたですね。それぞれの業界で技術の伝承というふうなものを大変取り組んでもいただいておりますが、なかなかやはりそれに取り組めるというか参加していける若者がだんだん少なくなってきてる。これは人口減少社会とか、そういった中ではそういったことも進んできているというふうに理解をしているわけでございます。農業の分野におきましても、勉強していこうということであれば県にも農業大学校等がございますし、それから高校でも農業の専門の学部といいますか学科とか、そういったことも伊賀地域はほかの地域に比べまして大変恵まれているわけでございますから、そういったところと連携をしながら若者を育成していくと、こういう方向で進めなければならないと思っております。  いずれにしましても、そういう人材を育成をしていくという中では、例えば農業分野で担い手の育成対策というふうなことでは、支援協議会等もつくりましていろんないわゆる資金的な部分の支援といいますか、この機械関係の支援とか、市単費でもそういったものも構築しながら、なるべく後継の皆さん方が地域で産業に従事していただくようにというようなことで努力しております。伝統的な産業もございます。それぞれの産業界が新しいそういうニーズをつくり出すといいますか、そういうものにも取り組んでいただいておりますので、一つの学校教育のキャリア教育とか、そういったことも含めまして総合的に人材の育成については行政としても努めていかなければならないという立場かと、こういうふうに考えているところでございます。 ○議長(坂井 悟君)  奥邦雄君。 ○19番(奥 邦雄君)  ありがとうございました。  今、商工会議所とか商工会、それから農協、そういったところと、それから職業安定所もハローワークもあるわけでございますが、今、本当に高校生、大学生、新卒者の就職が厳しいということで何度も聞いておるわけでございますが、そんな支援対策として、そこらも含めて行政の方、一生懸命進めていただきたい。このように思っておるところでございます。伊賀市の人口、若い人が減ることによってどんどんと拍車がかかるわけでございまして、伊賀市に残っていただく、地域に残っていただく、地域の担い手を養成するというんか、行政の役割、我々を含めて一番これから大事ではなかろうかというように思っておるところでございますので、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと存じます。  また、次の次世代育成支援行動計画というのが伊賀市にあるわけでございますが、その概要について少しお聞かせをいただきたいと思いますねんけども。 ○議長(坂井 悟君)  健康福祉部長。             (健康福祉部長 中出富一君登壇)
    ○健康福祉部長(中出富一君)  次世代育成支援行動計画でございますんですけども、昨日も議員の皆様に説明をさせていただきました。子供たちをいかに育成をしていくかという部分でございますので、これは全般的に次代を担う子供たちをいかに育てていくか、あるいは障害児とかそれらも含めましてやっていく計画でございますので、この計画につきましては、ことしで一応前期計画が終わりますので、23年度から後期計画ということで、今お示しさせていただきました。市民の皆さんにもパブリックコメントをさせていただいて、最終的に3月に行動計画の内容を説明させていただきたい、かように考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  奥邦雄君。 ○19番(奥 邦雄君)  ありがとうございます。  ことしの内閣府の調査、毎年やってるわけでございますが、大変状況として厳しいというんか、若い人の考え方がどんどんと変化しつつあるというのが今現在でございます。この総務省の調査の結果がこの間、新聞に記載されておりました。結婚しなくてもいいというのが70パーセントあるということでございます。また、子供が必要ないというのは40パーセント。これは年々、毎年やってる調査でございますが、だんだんとパーセンテージが上がっておるということでございます。大変厳しい中で、今もお話しいただいたわけでございますが、これからどうしていったらいいのか、私自身も本当に次の世代どうなっていくのかなという心配をいたしておるわけでございます。  これは5,000人調査して3,240人の回答を得た中での調査結果が総理府からの調査報告が発表されているわけでございますが、本当に次の世代というのはどうなっていくのやろなという心配もあるわけでございますが、一番いつも考えておるのは、やはり封建制度であかんあかんというて変わってきた日本の家族制度、そして隣近所の、前の市長さんも結いというのをよくお話しされておりましたが、市長さんの所信表明演説でも鳩山総理の血縁、地縁の大切さというのを言われておりましたが、そんな中でこれからやはり私は家族制度は封建的であかんと思うけれども、やっぱし2世代、3世代、4世代が地域にとっては同居をして家族のきずなというのが大事かな、それが次の世代の担い手、地域はやっぱり過疎化防止に大きく貢献するのではなかろうかというように私の人生経験からそんな思いをさせていただいておるところでございます。やはり若い人が出てしまうと高齢者だけになってしまう。そして、おじいさんだけ、おばあさんだけという世帯がどんどんとふえてきておりまして、統計では伊賀市内で2,800世帯までふえてきてるという状況も聞かされておるわけでございまして、地域が元気で輝くまちづくり、地域が元気で次の世代へ移していくためには本当にそういったことも含めて大事じゃなかろうかと思っておりますので、行政の方もひとつ、市長さん初め、こういう宣伝というか、こういう啓蒙も大事かなと思っております。  特にケーブルテレビなんかでも3世代、4世代同居してる、伊賀市内にもかなりあると思いますが、そういった家を、表敬するという意味ではないけれども、こうやって同居して仲よう何世代もおいでるという元気な姿をやっぱし伝えていただくのも生き残りで一番大事かというふうに考えておるところでございますので、よい施策があればひとつ実行に移していただけたらと思っております。それについて所見が何かありましたらお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  特に集落部のことについて、次の世代が非常に少なくて、これからの集落がということで奥議員の方からご心配をいただいております。今現在、それぞれの集落にお住まいいただいておる高齢者の方、あるいはちょうど今、生産年齢で頑張っていただいておる方、次世代育成というよりもやっぱり今世代の方にもう少しお考えいただかなければならないんではないかと、こんなことも思わせていただきます。と申しますのは、おじいちゃん、おばあちゃんが畑でいろんな野菜つくってくれてます。しかしながら、土曜、日曜あるいは休日に子供と一緒にスーパーに行ってナスビ、キュウリなんかを奥さんは悠々とスーパーで買ってると、持って帰ってみえたらおじいちゃん、おばあちゃんがその買い物袋見て本当に寂しい思いをされておると、そんな光景をやっぱり集落でよく私も見させていただきます。畑にはナスビ、キュウリが本当にぶら下がっておるという状況です。そこら辺もやっぱり集落でお隣お隣考えていただいて、そして貴重な子供たちにその農作物のつくっておる姿を体験させて、そして子供たちが成長していくと、そのことによっておじいちゃんのよさ、おばあちゃんのよさ、あるいはお父さんが頑張ってる、お母さんが頑張ってる、それらもやっぱりきちっと子供に見せるということも大事ですので、これから次世代育成もちろん大事です。しかしながら、もう一度集落の皆さん方にそうしたことのお取り組みもお願いをしていきたいと、こんなふうに思わせていただいております。 ○議長(坂井 悟君)  奥邦雄君。 ○19番(奥 邦雄君)  ありがとうございました。  次に、食の安全・安心についてをお伺いいたしたいと存じます。取り組みの状況と基本的な考え方はということで、私ども農産物の生産者は、トレーサビリティーやISO法で減農薬と有機肥料の使用で安全・安心なおいしい良質な生産に取り組んでおります。生産者の顔の見える品質の保証されたものとして努力しておりますが、産地偽装問題など食品流通が広域・グローバル化で脅かされている現状でございます。これを含めて、これから取り組まれるという三重県、伊賀市の取り組み状況についてお聞かせをいただきたいと存じます。 ○議長(坂井 悟君)  産業振興部長。 ○産業振興部長半田泰士君)  食の安全・安心につきまして、基本的な取り組みの方向とか、そういったことで少しご答弁申し上げたいと思います。  最近の取り組みなんですけど、去る11月18日にふるさと会館いがにおきまして、ただいま食の安全・安心の取り組み強化月間ということでございましたものですから、その一環といたしまして、食の安全・安心フォーラムを開催させていただいたところでございます。これはやはり生産者の皆さんと消費者の皆さんと同じ土俵でいろんなフォーラムなんかを重ねながらお互いに理解していこうと、地域のよさをお互いに見直していこうと、こういったことの意味でこういったフォーラムを開催させていただいたわけでございます。昨今の社会情勢では人口減少とか、それから経済諸情勢の中で物が売れないとか、楽しさや施設とか、それから人生観の変化とか、消費経済の変容など、地域の人口構造の変化が社会課題を提起している中におきまして、例えば食品安全衛生法とか、それから健康増進法、それから有機農業推進法、またポジティブリスト制度とかトレーサビリティー法など、多様な法令で私たちの食生活は守られているところにあるわけでございます。最近は余り大きな事件は起こってないんですけども、やはり食品の産地偽装とかそういったことも時々散見されるわけでありますから、消費者的な視点からいきますと大変そういうものについての疑惑をお持ちいただいてると、こういうことがございます。  市民ニーズに対応した、そういう生産者としていかに安全なものをつくっていくか、提供していけるかというふうなことは、これは今後の環境教育とかアンチエイジングとか、いろんな新しい産業の可能性を求める中におきましても衣食住分野で特に食に対する安全・安心の確保を図っていく上では行政の取り組みも大変大切でありますけども、それに加えてまずやはり消費者の皆さんとか事業者の皆さん方がそういった知識を深めていただいて、生産者の皆さん方とともに情報交換等をいただきながら、いわゆる川上から川下までの相互の信頼を築いていただくと、こういうことを伊賀地域全体やったら絶対安心やと、こういうものをやっぱりつくっていかなければならないと、こういうふうに考えてるところでございます。  さきにも申し上げましたけども、既に三重県の方でも県の食の安全・安心の確保に関する条例というのも定められておりますから、伊賀市も、先ほども申し上げましたように、こういったものの運用を視野に置きまして、食育の方向性とか地産地消の推進に積極的に努めてまいりたいと、こういうふうに考えているところでございます。 ○議長(坂井 悟君)  奥邦雄君。 ○19番(奥 邦雄君)  ありがとうございました。生産者は消費者の立場になって安心・安全な産物の生産に一生懸命取り組んでおるところでございますが、今お答えのあったように、グローバル化で、円安の中で新しい野菜なり農産物が輸入されて脅かされている状況も見えてきておるところでございますので、ひとつ行政の方もしっかりと取り組んでいただきますことを要望させていただきたいと存じます。  その次、カキ急いで時間もありませんので、次に進ませていただきたいと存じます。  国際交流で伊賀米の販路をということで、米の消費の減少の中、低米価方向にもあるわけでございます。伊賀米のブランド品の向上をということで、伊賀米生産者の明るい希望の持てるように経済成長の著しい中国の富裕層をターゲットに伊賀米の中国での販売を目指してJAいがほくぶ、それから上野観光協会、伊賀市が中国の広東省、広州市の大型ショッピングセンター広東ジャスコへ市場調査と物産と観光交流を含めてされてきたということで、大きく新聞にも報道されておりました。私も本当によい施策だなというように思っております。その行かれた状況について少しお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(坂井 悟君)  副市長。             (副市長 角田康一君登壇) ○副市長(角田康一君)  その訪中団につきましては、私、団長で行かせていただきましたので、ご報告申し上げます。  今回、特に合併前、それぞれの市町村がいろんなところとの交流をしてましたんですけれども、今回、11月の19日から21日まで2泊3日で行かせていただきましたんですけども、産業振興訪中団ということで、広東省の広州市を訪問させていただきました。広州市といいますのは、上海、北京に続きまして中国第3の都市でございまして、交流人口を入れますと1,000万人という人口でございます。この中でいろいろな団体と交渉いたしましたんですけども、まず観光協会の忍者ショー、これにつきましては、ジャスコと、それから広州大学、それともう一つカンフーのメッカというところで5回ないし6回の公園を23年2月にするということでほぼ決定いたしました。さらにご指摘の伊賀米でございますんですけれども、これの販売につきましては、広東ジェトロと広東ジャスコを訪問いたしまして、まず米につきましては新潟と秋田の米がコシヒカリということで、越えるという字と、それから光という字で、これはもう既に商標登録されておりまして、伊賀米を持っていく場合に、コシヒカリの登録は無理だから伊賀米としての商標登録をまずしなさいというような指導をいただいております。何よりも中国では商標登録がまず一番だということ、それとあと中国ではお米、白いご飯を食べるというような習慣が少ないということで、加工することが多いんで、先ほど奥議員さんおっしゃられました富裕層、それから日本から行ってられる方は白米そのものを食べられるであろうけどもというようなことがございましたんですけども、一度その広東ジャスコの中で実際に現場で伊賀米を炊いて、それを食べていただくというようなデモンストレーションをやったらどうかというようなことも打ち合わせしてまいりました。そういったことで、まずは商標登録、それから現地の食習慣に合わせたようなニーズの把握、さらに新しいニーズといいますか、そういったものの掘り起こし、そういったものが大切だなというふうに思っております。  さらに、そういった米を販売するということになりますと、どうしてもそれを仲立ちする商社が必要になってまいりますので、そういったことに強い商社についても紹介いただいてまいりましたので、そういった実務的な面につきまして、今後JAいがほくぶ、営農部長さんも行っていただいてますので、JAいがほくぶの方で具体的に実務的に検討していただく、あるいは伊賀米振興協議会の中で積極的に取り組むというふうなことで、今後私といたしましても非常に期待しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(坂井 悟君)  奥邦雄君。 ○19番(奥 邦雄君)  ありがとうございました。  副市長さんの方から詳しくお聞かせいただいたわけでございますが、私も農協の組合長なり、きのうは上野市観光協会の方へもお邪魔させていただきまして、これからの取り組み状況についてお聞かせいただいたわけでございますが、お米が大体2キロで80元でショッピングで売られてたということで、大体2キロで2,500円から3,000円になるわけでございます。日本の米の3倍、日本は大体スーパーで売ってるのがキロ当たり450円から500円でございます。そんな中で、3倍にもということで、もうかるやないかと組合長さんにお話をさせていただいてましたら、運賃やら、それから関税が80パーセントかかるということでございまして、なかなか厳しいなとはおっしゃってましたけれども、やはりこの中国へ輸出するということになったら、日本でも新潟のフナコシとか魚沼のコシヒカリが香港とか上海で売られてるということでございます。そんな中で伊賀のコシヒカリ、伊賀米が輸出されるということになって、伊賀米のブランドとしての日本での、国内での価値が見直されてくるというんか、人気を得てくるんじゃなかろうかというように思っておりますし、今、地産地消が大事な時期でございます。伊賀市内の消費者の方にも日本の米が中国へ行くようになった、伊賀の米が行くようになったということで、また伊賀米の消費が拡大される、ブランドとしての価値が上がるということで、本当に新しいよいニュースというんか、生産者にとりましては元気のつく事柄であろうかというように思っております。  また、中国は経済成長が物すごく急速に発展しておりまして、日本だけやなしに東南アジアからアメリカまでも資本投入をされて制覇する方向に向いておるような状況でございまして、13億の人口の方々のうち富裕層は5億ぐらいだそうでございますが、それでも日本の4倍からもある富裕層の人口を抱えておるわけでございまして、市場の大きさというのはこれからどんどんと伸びるし、日本もこういう交流を深めて外貨獲得に大いに役立つのではなかろうかと思っております。観光協会では2011年の2月に忍者ショーをするということで、これも意気込んでいただいておりまして、また中国の観光客を伊賀へ引っ張るのにも大いに役立ってくるのではなかろうかというふうに思っておるところでございますので、今後とも一層この交流を深めていただくということで、将来に向けた抱負というんか、市長さん、ありましたらひとつお聞かせいただきたいと思いますねんけども。 ○議長(坂井 悟君)  市長。             (市長 内保博仁君登壇) ○市長(内保博仁君)  日本にはたくさんの外国の方もお見えになってますし、またこの伊賀市も人口の5パーセントの方が外国の方がお見えになってます。お住まいいただいております。そんな中でそれぞれの外国の皆さん方と共生をするということ、大変大事なことです。  さらには、先ほどからお話しいただいてるように、お互いに友好関係を保つ中でそれぞれメリットが発生するということであれば、今後そうしたことの中で観光とか、あるいは産業部門でおつき合いしていくことは大事なことだと思いますが、市にとってやはりプラスになることでないと、余り市にとってメリットのないものであればこうした市の状況の中で積極的にいけない部門もあろうかと思います。過去、合併前にはそれぞれの市町村でいろんな外国との交流がありましたが、そうしたこともやはり友好関係は大事でございますが、主は伊賀市のためになることをやはり考えていくのが第一義だというふうに思わせていただいております。 ○議長(坂井 悟君)  奥邦雄君。 ○19番(奥 邦雄君)  ありがとうございます。  伊賀市、合併する前に大山田とか伊賀町の方で交流を深めていただいているということも少しお聞きをさせていただいております。そして物産交流、そして観光の交流、ただ親善交流だけでしたら今おっしゃったように余りメリットがないかわかりませんが、そうやってして視野を広めていただくというのが一番大事じゃなかろうかと思っております。  また、今、民主党の議員団と申しますか、630人、民主党の議員さん、140名と630人で、けさからのニュースでも、きのう行かれて交流のニュースを大々的にテレビが報道しておりましたが、やはり隣国の中国との交流、そしてグローバル化に対する物産交流を含めた価値が大きいんではなかろうかと思っております。三重県でも松阪市なんか中国と交流を深めておるということでお聞かせをいただいております。  私も市のおかげで一昨年、中国の方、三重県の交流県であります河南省の方へお邪魔させていただきましたが、本当に中国の人も日本を温かく迎えていただいているというような状況で、昔のイメージも残っておると思いますが、新しく人がかわって交流を深めていこうという向こうの意気込みも深く感じられておるところでございますので、ひとつこれからもグローバル化に対応した、物産交流を含めて、観光も含めて、一層交流を深めていただきますことを要望させていただきたいと思います。  伊賀のブランド品としての付加価値ということで申し上げましたが、その次に、県道伊賀上友田円徳院線の改良工事と進捗状況についてお尋ねをさせていただきたいと思います。この道路、友田小学校の西側から伊賀町の小杉の方へ向けた県道でございますが、大変片側対面通行のカーブの多い危険な道路でございます。3年前から認可をいただいて調査設計に入っておりますが、なかなか進捗してこない状況でございますが、進捗状況についてお聞かせをいただきたい。  そしてもう一つ、上友田円徳院線の旧円徳院線、県道の円徳院線でございますが、JR佐那具駅から東へ抜いたガードの下の県道、道路でございますが、ここの拡幅工事が、これも3年前から進めていただくということでおりますが、全然進捗していないところでございます。大変ここも危険なところでございまして、死亡事故も何度かあるし、大変事故の多い箇所でございます。これについて、進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  建設部長。             (建設部長 中森 寛君登壇) ○建設部長(中森 寛君)  お答えをさせていただきます。県道の上友田円徳院線の中友田地区と、それから上友田地区の区間につきましては、伊賀広域道路として位置づけられておりまして、重要な路線だということは認識をさせていただいてございます。ご質問の箇所につきましては、幅員が約4メートルと狭くて、また議員先ほどおっしゃいましたように、友田小学校の児童の通学路でもございますので大変危険であるということから、三重県におきまして、平成18年度から事業着手をいただいているところでございます。平成20年度には用地測量並びに建物調査を実施いただきまして、本年度におきましては用地買収並びに建物補償を行うべく地権者と協議を行っていると伺ってございます。  市といたしましても、歩行者の安全並びに車の安全走行のために三重県に早期整備に向け強く要望してまいりたいと考えております。  次に、旧県道でございまして現在は市道川合円徳院線ということになってございまして、この市道改良の進捗につきましてもご質問いただきました。この件につきましては昨年度も一般質問いただいておりますが、現状は、議員おっしゃいますように、幅員が狭小でカーブ部分は見通しが悪く、危険な状況でございます。このため、当面の対策といたしまして、滑りどめ並びに速度を落とせの路面表示を行っておりますが、抜本的な解消には視距改良、延長約150メーターございますが、の工事を行う必要がございます。現在、事業協力をいただきますよう土地所有者の方と協議を進めております。ご理解をいただけるよう鋭意取り組んでまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(坂井 悟君)  奥邦雄君。 ○19番(奥 邦雄君)  ありがとうございました。  一生懸命進めていただくことを要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(坂井 悟君)  これをもって奥邦雄君の質問を終了します。  市政に対する一般質問を終了します。  以上で本日の議事日程は終了しました。  本会議の再開日は12月22日午前10時といたします。  本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さまでございました。             (午後 3時31分 散会)        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